ブラシを使った作業について

Alias のスケッチング ツールとペイント ツールは、一括してブラシと呼びます。 スケッチを作成する場合、ブラシを使用して、キャンバス プレーンのイメージ レイヤにペイントします。

ブラシのサイズおよび形状について

ブラシは、ストローク単位でキャンバス プレーンにペイントを適用します。ストロークは、密に配置された、一連のスタンプで構成されています (スタイラスをドラッグせずに、キャンバス プレーン上でブラシをクリックすると、ペイントの 1 つのスタンプが適用されます)。

既定 ブラシ(鉛筆(Pencil)マーカー(Marker)エアブラシ(Airbrush)筆(Solid Brush))のスタンプは円形です。しかし、ブラシのスタンプのサイズとシェイプを制御すると、さまざまな種類のストロークを作成できます。

ペイントおよびブラシの不透明度について

Alias のほとんどのブラシには、ブラシ不透明度とペイント不透明度という 2 種類の不透明度があります。ブラシ不透明度は Min Opacity オプションと Max Opacity オプションで制御され、ペイント不透明度は Color Opacity オプションで制御されます。

不透明度(Opacity)は、ブラシのペイントが「透き通って」いる度合いを表わします (不透明度は、透明度の反対です)。不透明度 1 では、ペイントの下にあるものは何も見えません。不透明度が低くなればなるほど、ペイントを通して見える率が高くなります。不透明度が 0 であるペイントは、全く透明で目には見えません。

注:

レイヤの不透明度の制御もできます。

ブラシ不透明度とペイント不透明度の違いは、同じ場所で複数回ペイントすると明らかになります。ブラシ不透明度が 1 より小さい場合は、ペイントを重ねて塗ることができ、重ねて塗る度により不透明になります。ペイント不透明度が 1 より小さい場合(またブラシ不透明度が1である場合)、ペイントは重ね塗りできません。

ブラシ不透明度は、スタイラスをタブレットに押す力(筆圧)でも変更できます。Min Opacity はブラシの最小不透明度で(スタイラスを軽く押した場合)、Max Opacity はブラシの最大不透明度(スタイラスを強く押した場合)です。スタイラスをタブレットに押しつける力で不透明度を変更しない 場合は、Min OpacityMax Opacityを同じ値に設定します。

ブラシの湿り具合について

ほとんどのマーカーブラシでは、Wetness(湿り具合)の値が既定で0.5になっています。このオプションでは、いくらか使用された状態のマーカーのインクがシミュレートされます。Wetnessを上げると、おろしたてのマーカーをシミュレートでき、Wetnessを下げると、乾いたまたは半乾燥状態のマーカーをシミュレートできます。

マーカーを使用する場合は、スタイラスを動かさずにタブレットに押し付けると、本物のマーカーを紙に押し付けるように、キャンバスプレーンにペイントされ続けます。

Wetnessが高い場合は(たとえば0.9)、Wetnessが低い場合(たとえば0.1)より、キャンバスプレーンにすみやかにペイントされます。このため、スタイラスを速く動かしたり遅く動かしたりするだけで、1本のマーカーでさまざまな種類のストロークを作成できます。

ブラシのショートカットについて

予測ストロークの使用について

予測ストロークは、スケッチ中に描画しようとしているものを予測し、より正確に再描画する機能です。予測ストロークを使用して、直線、カーブ、楕円を作成することができます。

ブラシのレスポンスの最適化について

ペイントのトラブル シューティング