[画層プロパティ管理]を使用すると、レイヤ(画層)を構成、ソート、グループ分けしたり、レイヤ標準、レイヤ キー スタイル、レイヤ フィルタ、レイヤの優先設定、保存された画層状態を使用することができます。
[画層プロパティ管理]では、レイヤに関連するすべての操作を行うことができます。
[画層プロパティ管理]を表示すると、現在の図面に含まれるすべてのレイヤが、[すべて]レイヤ グループに表示されます。図面に外部参照ファイルがリンクされている場合は、レイヤは、参照されている図面ごとに、個別のレイヤ グループに表示されます。
大量のレイヤ セットを管理するために、レイヤ フィルタを作成できます。 [画層プロパティ管理]を使用すると、3 種類のレイヤ フィルタ、すなわち、グループ フィルタ、プロパティ フィルタ、レイヤ標準フィルタを作成することができます。 プロパティ フィルタは、表示や色などのレイヤ プロパティと状態に基づいてレイヤをグループ分けします。 グループ フィルタには、指定したすべてのレイヤが格納されています。 レイヤ標準フィルタには、指定したレイヤ標準カテゴリに関連するレイヤが格納されています。
レイヤ プロパティ フィルタを作成する
現在のレイヤ設定(画層設定)を画層状態として図面に保存し、後でこのレイヤ構成を復元することができます。 画層状態を保存すると、図面の作成や印刷のさまざまな段階で、すべてのレイヤを特定の設定に戻す必要がある場合に役立ちます。
レイヤ設定には、オンまたはロックなどのレイヤの状態と、色や線種などのレイヤ プロパティが含まれます。 保存された画層状態の中で、復元する画層状態とレイヤ プロパティを後から選択することができます。 たとえば、図面内のレイヤのフリーズまたはフリーズ解除の設定だけを復元し、その他の設定はすべて無視することができます。 名前付きの画層状態を復元すると、各レイヤがフリーズとフリーズ解除のどちらの状態なのかを除き、すべての設定が現在のまま保持されます。
保存した画層状態を復元
これで、色、線種、線の太さ、印刷スタイルに対する優先設定を、個々のレイアウト ビューポート内のレイヤに適用できるようになります。 これは、ByLayer プロパティや ByBlock プロパティを変更せずに、個々のビューポート内にさまざまなプロパティ設定でオブジェクトを表示するための有効な方法です。レイヤ プロパティの優先設定を適用しても、レイヤのグローパル プロパティは変更されないため、重複したジオメトリを作成したり、異なるレイヤ設定(画層設定)を持つ外部参照を使用しなくても、いくつものビューポート内にさまざまな方法でオブジェクトを表示することができます。 [レイアウト]タブから[画層プロパティ管理]にアクセスすると、ビューポート固有のレイヤ プロパティの優先設定用に、[色]、[線の太さ]、[線種]、[印刷スタイル]の 4 つの列が追加で表示されます 。
ビューポートのレイヤ プロパティを変更(優先設定)する
印刷、保存、画層状態の復元などのタスクを実行する前に、新しいレイヤが図面またはアタッチされている外部参照に追加されると、通知を受け取ることができます。これにより、新しいレイヤの追加によって図面に追加されたオブジェクトを印刷してしまうといった問題を避けることができます。 図面に新しいレイヤが追加されていないかどうかを確認するタイミングはコントロールできます。 保存、印刷などのコマンドのうち、どのコマンドを実行したときにレイヤ リスト(正規レイヤのリスト)をチェックして新しいレイヤについて警告するかを指定することができます。 この機能では、アタッチされている外部参照に対して追加されたレイヤだけを対象にすることも、現在の図面とアタッチされている外部参照に対して追加されたレイヤを含めることもできます。
レイヤ標準は、図面上のレイヤの命名規則を設定します。 レイヤ標準には、図面上のレイヤ名構造を決定する一連の規則が含まれています。 ソフトウェアをインストールする際、使用可能な多くのレイヤ標準の中から選択できます。 必要な場合は、後で各レイヤ標準の変更や編集ができます。
レイヤ標準を定義する
各レイヤ標準には対応するレイヤ キー スタイルがあります。 レイヤ キー スタイルのレイヤ キーは、レイヤ標準に準拠する名前を持つ定義済みのレイヤにオブジェクトを割り当てます。 オブジェクトを追加すると、そのオブジェクトは、現在のレイヤ キー スタイルで割り当てられているレイヤに自動的に描画されます。 このプロセスは、レイヤ キーイングと呼ばれます。
レイヤ キー スタイルを表示する
レイヤ キー スタイル内でレイヤ キーの設定変更を使用して、レイヤ名構造のすべての部分を変更することができます。 1 つのレイヤ キー スタイル内のすべてのレイヤ キーの名前を変更することもできますし、個々のレイヤ キー スタイルを変更することもできます。