概要 - 壁の面積プロパティ

次の 4 つの自動プロパティから、壁の面積計算データが得られます。

壁の右面と左面は、壁の始点の位置にユーザが立って終点を向いていると想定した場合のユーザから見た左右です。 グロス面積は、ドアや窓などの開口部の切り取り部分を考慮に入れない 1 つの側面の面積です。 ネット面積は、開口部を切り取った後の壁の 1 つの側面の面積です。 グロス面積は、壁に必要な石膏ボードの数量を決めるために使用し、ネット面積は、レンガの数量を決めるために使用することができます。

危険: 壁の面積は、複数の壁コンポーネントを合わせたもの(ボディ モディファイヤや干渉は含まない)を、右側(右面積)または左側(左面積)を向いた全表面の面積に加算することによって計算されます。 壁内に空気層がある複数のコンポーネントを含む特定の壁スタイルの場合、期待どおりの壁面積が得られない可能性があります。 たとえば、一般に建物で使用される壁には、レンガの外壁、空気層、コンクリート ブロック内壁があります。 このような壁に定義したスタイルには、レンガやコンクリート ブロックのコンポーネントは含まれますが、空気層のコンポーネントは含まれません。 左面にレンガを使用して壁を作成すると、右面に対して計算される壁面積には、コンクリート ブロックの右面の他にレンガの右面が含まれます。 レポートされる面積は、実際の面積の 2 倍になってしまいます。 この問題を避けるために、壁スタイルで内部空気層のコンポーネントを作成し、壁コンポーネントを合わせるときに内部の面が生じないようにしてください。

ボディ モディファイヤを加えたり差し引くことで、壁の形状を修正できます。作成可能なあらゆる壁の形状に対して正確な面積を自動的に計算することは、事実上不可能です。 このため、ボディ モディファイヤと干渉は、現在、壁面積の計算では考慮されません。 特殊な形状の壁の壁面積は、手動で計算する必要があります。