スペース スタイルを設定するには

建物プランでは、さまざまな部屋タイプ用のスペース スタイルを設定することができます。たとえば、製造施設用の HVAC システムを設計する場合は、オフィス、製造エリア、倉庫エリア用のスペース スタイルを作成できます。

負荷の計算に関しては、スペース スタイルの最も重要な設定は分類です。スペース スタイルの分類を定義すると、必要な占有密度および外気の流れが自動的に設定されます。これらの値はソフトウェアに含まれており、適切な機械設備の標準またはコードに基づいています。

同じ密度の照明負荷と設備荷重を複数の部屋で使用する場合は、面積あたりの照明負荷と設備荷重を指定できるスタイルにプロパティ セットを追加することができます。これにより、個々のスペースごとに照明負荷と設備荷重を手動で入力する必要性が軽減されます。スペースの照明負荷と設備荷重を変更する必要がある場合は、プロパティ パレットを使用してこれらの値を変更することができます。

  1. 新しい表スペース スタイルを作成します。
  2. 右ペインで、[一般]タブをクリックします。
  3. ペインの下部で、[プロパティ セット]をクリックします。
  4. [プロパティ セット データを編集]ダイアログ ボックスで、 (プロパティ セットを追加)をクリックします。
  5. [プロパティ セットを追加]ダイアログ ボックスで、SpaceEngineeringStyles を選択し、[OK]をクリックします。
    注: このプロパティ セットを使用できない場合は、[スタイル マネージャ]を使用して、Aecb モデルの図面テンプレートからこのプロパティ セットをコピーして貼り付けることができます。[スタイ マネージャ]では、このプロパティ セットは[ドキュメント オブジェクト] [プロパティ セットの定義]にあります。
  6. [プロパティ セット データを編集]ダイアログ ボックスで、面積あたりの照明負荷と設備荷重を入力します。

    また、このスタイルを特定のスペース タイプに制限する場合は、gbXML でスペース タイプの優先設定を指定することもできます。この設定を使用すると、次の手順で示すように、スペース スタイルに指定したすべての分類よりもこの設定が優先されます。

  7. [OK]をクリックします。
  8. [分類]タブをクリックします。
  9. [占有スペース]の[...]をクリックします。
  10. [分類を選択]ダイアログ ボックスで、目的の標準の下にあるフォルダを展開し、スペース タイプを選択して、[OK]をクリックします。
  11. 前の手順を実行して、その他のスペース スタイルを作成します。
  12. 選択したスタイルを使用してスペースの表示を変更するには、[表示プロパティ]タブをクリックして、表示設定を必要に応じて変更します。
    注: gbXML 書き出し機能を使用するには、分類を割り当てる必要があります。分類をスペース スタイルに割り当てたり、スペース スタイルのプロパティ セットで分類の優先設定を指定することができます。また、プロパティ パレットの[拡張データ]タブでは、手動で分類を指定することもできます。
  13. [OK]をクリックします。