概要 - 固定

固定は、AEC オブジェクトを別のオブジェクトまたはレイアウト曲線やレイアウト グリッドにリンクします。オブジェクト間に固定を設定したり、オブジェクトから解除することができます。AEC オブジェクトは、別の AEC オブジェクト、線分や円などの AutoCAD オブジェクト、レイアウト曲線やレイアウト グリッドに固定できます。

自動固定とユーザ定義固定により、固定をさまざまな目的に応じて使用できます。

自動固定とユーザ定義固定

自動固定は、プログラムによって設定されます。オブジェクトには、既定で他のオブジェクトに固定されるものがあります。たとえば、ドアや窓は通常、壁に固定されます。カーテン ウォール ユニットや組合せ窓は、カーテン ウォールに固定されることもあります。これらの固定はすべて自動的に挿入されますが、オブジェクトを配置するときは、それぞれの動作がわずかに異なります。たとえば、壁に固定されたドアは、隣接しない壁に移動することができます。ただし、このドアは、壁の外側に移動して単独で配置することはできません。そのようにするには、最初にドアと壁の間の固定を解除する必要があります。柱通芯に対する柱の固定は、異なります。柱を通芯内で移動することはできますが、固定を解除しないで柱を別の通芯に移動することはできません。

ユーザ定義固定は、2 つのオブジェクトの間にユーザが作成できる手動リンクです。ほとんどの固定は、レイアウト曲線、レイアウト グリッド、体積などで使用されます。固定は、他の AEC オブジェクトや AutoCAD オブジェクトにアタッチすることもできます。

オブジェクトをレイアウト曲線に固定すると、壁に洗面台を配置したり、屋根に根太を配置するときに便利です。また、オブジェクトをレイアウト グリッドに固定すると、柱を柱通芯に配置したり、プランターを歩道グリッドに配置したり、アクセント タイルをフロア タイル グリッドに配置するときに役立ちます。

ユーザ定義固定の種類

オブジェクトをアタッチするには、次の 6 種類の固定を使用できます。

次の操作を行いたい場合... 次のように操作します...
他の AEC オブジェクトに AEC オブジェクトにアタッチする オブジェクト固定を使用します。
線分、円弧、円、マス要素、ポリライン、屋根、壁など、他のオブジェクトの基本曲線に AEC オブジェクトをアタッチするには 曲線固定を使用します。
引出線によって、レイアウト曲線やレイアウト グリッドの節点にオブジェクトをアタッチするには 引出線固定を使用します。
レイアウト曲線やレイアウト グリッドの節点にオブジェクトをアタッチするには 節点固定を使用します。
2D レイアウト グリッドや 3D 体積 グリッドのセル位置にオブジェクトをアタッチするには セル固定を使用します。
3D グリッドの体積にオブジェクトをアタッチするには 体積固定を使用します。