BOMA は、米国で広く使用されている面積計算標準です。 AutoCAD Architecture に含まれている BOMA 標準には、BOMA 規則のサブセットが含まれています。これについて次のセクションで説明します。
BOMA 面積計算標準では、スペースは次のように分類されます。
分類 | スペース タイプ |
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オフィス面積 | オフィス |
店舗面積 | 店舗 |
たて穴区画(MVP) | 階段、エレベータ シャフト、煙道、パイプ シャフト、垂直ダクト、吹き抜け、仕上げ済み床上の吹き抜けスペース、光井戸、仕上げ済み床の上の相似した貫通孔 注: 複数の床にわたるオフィス面積を占有する 1 つのテナントだけが使用するために設けられた垂直貫通孔は含まれません。
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床共用面積(FCA) | 化粧室、守衛室、電気室、電話室、機械室、エレベーター ホール、共用の廊下 |
建物共用面積(BCA) | ロビー、仕上げ済み床のレベルにある吹き抜けスペース、守衛エリアや警備デスク、会議室、ラウンジまたは販売機エリア、飲食設備、健康センターまたはフィットネス センター、介護設備、ロッカーまたはシャワー設備、郵便仕分け室、防火管理室、外壁の外側にある完全に囲まれた中庭、完全に囲まれた機械室や設備機器室などの建物の中心およびサービス エリア |
外壁 | 外壁スペース |
街路側正面 | 街路レベルにある店舗スペースの外部スペース |
閉じられたポリラインや矩形などの AutoCAD オブジェクトを使用して、自動調整スペースから差し引かれるスペースを生成することができます。これを行うと、たとえば、建築スペースを表したり、その反対に、利用できない領域を表すことができます。AutoCAD オブジェクトは、そのオブジェクトの動作をコントロールするように分類できないので、BOMA の AutoCAD オブジェクトによって形成された、差し引かれる囲まれたスペースには次の標準動作が適用されます。
ネット境界は、壁の内側に作成されます。
外壁を計算する場合、使用可能な境界は、窓の高さがスペースの天井の高さの 50 % 以上ある場合、窓ガラスの内側に作成されます。使用可能な境界は、窓の高さがスペースの天井の高さの 50 % 未満の場合、壁の内側に作成されます。
使用可能面積(Space Type_BOMA: MVP) | |
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隣接するスペース | 境界 |
オフィス、店舗、BCA、FCA | 壁の外側から計測 |
MVP | 壁の中心線から計測 |
使用可能面積(Space Type_BOMA: FCA) | |
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隣接するスペース | 境界 |
オフィス、店舗、BCA | 壁の外側から計測 |
FCA | 壁の中心線から計測 |
MVP | 壁の内側から計測 |
使用可能面積(Space Type_BOMA: 店舗面積) | |
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隣接するスペース | 境界 |
街路側正面 | 壁の外側から計測 |
オフィス、店舗、BCA | 壁の中心線から計測 |
MVP、FCA | 壁の内側から計測 |
使用可能面積(Space Type_BOMA: オフィス面積) | |
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隣接するスペース | 境界 |
FCA、MVP | 壁の内側から計測 |
オフィス、店舗、BCA | 壁の中心線から計測 |
使用可能面積(スペース分類: BCA) | |
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隣接するスペース | 境界 |
FCA、MVP | 壁の内側から計測 |
オフィス、店舗、BCA | 壁の中心線から計測 |
グロス境界は、隣接するスペースがないか、隣接するスペースが街路側正面の場合、壁の外側まで作成されます。
グロス境界は、街路側正面または外壁以外のスペースが隣接している場合、壁の中心線まで作成されます。