[ラベル テンプレート]ダイアログ ボックス([データベース接続マネージャ])

ラベルに書式を適用します。

アクセス方法

[データベース接続] [テンプレート] [ラベル テンプレートを作成] ([データベース オブジェクトを選択]ダイアログ ボックスでリンク テンプレートを選択し、[続ける]をクリックします)

[データベース接続マネージャ]のボタン データベース テーブル、リンク テンプレート、またはラベル テンプレートを選択して、[ラベル テンプレートを新規作成]ボタンをクリックします。ラベル テンプレートを選択している場合は、直接[ラベル テンプレート]ダイアログ ボックスが表示されます。[ラベル テンプレートを作成]ダイアログ ボックスは表示されません。

[データ ビュー]ウィンドウのボタン [ラベル テンプレートを選択]リストから[新しいラベル テンプレート]を選択し、次に[独立したラベルを作成]または[アタッチされたラベルを作成]ボタン フライアウトをクリックします。選択したデータベース テーブルに対して定義されているリンク テンプレートが現在の図面内にない場合は、[リンク テンプレートを作成]ダイアログ ボックスが表示されます。

[データベース接続マネージャ]で、リンク テンプレートまたはデータベース テーブルを右クリックし、[ラベル テンプレートを新規作成]を選択します。

[データベース接続マネージャ]で、ラベル テンプレートをダブルクリックします。この方法を使用すると、[ラベル テンプレート]ダイアログ ボックスが直接表示されます。[ラベル テンプレートを作成]ダイアログ ボックスは表示されません。

[ラベル テンプレート]ダイアログ ボックスが表示される前に、[ラベル テンプレートを作成]ダイアログ ボックスが表示されて、ラベル テンプレートの名前を付けることができます。

オプション

次のオプションが表示されます。

[文字]タブ

キーボードから入力される、または読み込まれる文字の文字書式をコントロールします。

[フォント]

新しい文字にフォントを指定するか、選択した文字のフォントを変更します。

[高さ]

新しい文字の高さを作図単位で設定したり、選択した文字の高さを変更します。既定値は、現在の文字スタイルによって異なります。現在の文字スタイルの高さが固定でない場合、文字の高さとして、システム変数 TEXTSIZE に格納されている値が使用されます。

[太字]ボタン

新しい文字または選択した文字に対して、太字体を設定または設定解除します。このオプションが使用できるのは、TrueType フォントを使用している文字だけです。

[斜体]ボタン

新しい文字または選択した文字に対して、斜体を設定または設定解除します。このオプションが使用できるのは、TrueType フォントを使用している文字だけです。

[下線]ボタン

新しい文字または選択した文字に対して、下線を設定または設定解除します。

[元に戻す]

テキストの内容や文字書式などの変更を取り消します。[Ctrl]+[Z]を押しても、同じ効果が得られます。

[やり直し]

テキストの内容や文字書式などの変更をやり直します。[Ctrl]+[Y]を押しても、同じ効果が得られます。

[スタック、スタック解除]

選択した文字列にスタック文字(たとえば、分数)が含まれている場合、スタック文字を作成します。また、スタック文字が選択された場合は、文字のスタックを解除します。スタック文字としてカレット(^)、スラッシュ(/)、シャープ(#)を使用している場合は、スタック文字の左側の文字が右側の文字の上にスタックされます。

既定では、カレットのある文字は、左に位置合わせされた許容値に変換されます。スラッシュが含まれている文字は中央に位置合わせされた分数に変換され、スラッシュは長い方の文字列の長さの水平バーに変換されます。シャープが含まれている文字は、分数に変換され、2 つの文字列の上下高さの斜線によって分離されます。分数の斜線の上側にある文字は、右下に位置合わせされます。また、斜線の下側にある文字は、左上に位置合わせされます。

[色]

新しい文字に対して色を指定するか、選択した文字の色を変更します。

文字に、その文字がある画層に関連付けられた色を割り当てるか(ByLayer)、またはその文字が組み込まれているブロックの色を割り当てる(ByBlock)ことができます。また、色のリストからいずれかの色を選択したり、[その他]を選択して[色選択]ダイアログ ボックスを表示することもできます。

[シンボル]

シンボルまたは改行しないスペースをカーソル位置に挿入します。シンボルは手動でも挿入できます。「シンボルと特殊文字」を参照してください。

一般的なシンボルはサブメニューにリストされています。[シンボル]リストから[その他]を選択すると、現在のフォントの文字セット全体を含む[文字コード表]ダイアログ ボックスが表示されます。文字を選択して[選択]ボタンをクリックすると、選択した文字が[コピーする文字]ボックスに貼り付けられます。使用するすべての文字を選択したら、[コピー]ボタンをクリックしてダイアログ ボックスを閉じます。[ラベル テンプレート]ダイアログ ボックスで右クリックし、[貼り付け]を選択します。

ユーロ記号は、AutoCAD 2000 以降のリリースに付属の SHX フォントと TrueType に相当するフォントで使用できます。キーボードにユーロ記号がない場合は、[Alt]を押したまま、数字キーパッドから 0128 と入力します。

縦書き文字にシンボルを挿入することはできません。

注: ダイアログ ボックスでは直径記号は %%c と表示されますが、ラベルでは正しく表示されます。2 バイトのオペレーティング システムでは、改行しないスペースは使用できません。

[プロパティ]タブ

ラベル テンプレート全体に適用するプロパティをコントロールします。

[スタイル]

ラベルにスタイルを適用します。現在のスタイルは、システム変数 TEXTSTYLE に格納されます。既存のラベル テンプレートに新しいスタイルを適用すると、フォント、高さ、太字や斜体の属性に関する文字書式は変更されます。文字のスタック、下線、色の属性は、新しいスタイルを適用しても保持されます。文字を左右反転または上下反転して表示するスタイルは適用されません。SHX フォントに対して垂直に記入するスタイルが適用されている場合、[ラベル テンプレート]ダイアログ ボックスでは文字は水平に表示されます。

[位置]

ラベルの位置合わせを設定します。[左上]が既定の設定です。行末に入力されたスペースは文字の一部として扱われ、行の位置合わせに影響します。文字は、左と右の文字の境界に対して、中央、左、または右に位置合わせされます。文字は、上および下の文字境界に対して中央、上、または下に位置合わせされます。9 つの位置合わせオプションの図については、MTEXT[マルチ テキスト] (コマンド ライン)を参照してください。

[幅]

新しいテキストまたは選択したテキストの段落の幅を設定します。[(ワードラップなし)]オプションをオンにすると、1 行になります。このオプションは個々の文字の幅には影響しません。

[回転]

ラベルの回転角度を角度測定の現在の単位(度、ラジアント、またはグラジエント)で設定します。

[検索/置換]タブ

ラベル テンプレート内の指定した文字列を検索し、新しい文字列に置換します。

[検索]

検索する文字列を定義します。

次を検索ボタン

[検索]ボックスに指定された文字列の検索を開始します。検索を続行するには、再度[検索]ボタンをクリックします。

[置換後]

[検索]ボックス内の文字列と置き換える文字列を定義します。

置換ボタン

ハイライト表示されている文字列を、[置換後]ボックス内の文字列に置き換えます。

[大/小文字区別]

文字列内のすべての文字の大文字と小文字が、[検索]ボックス内の文字と同じ場合にのみ文字を検索します。このチェック ボックスをオフにすると、文字の大文字と小文字には関係なく、指定した文字列とマッチするものが検索されます。

[ワード単位]

[検索]ボックスに指定された文字列が 1 つの単語として出てくる場合にのみ検索します。文字列が別の単語の一部である場合は、無視します。このチェック ボックスをオフにした場合は、1 つの単語であるか、他の単語の一部であるかには関係なく、指定した文字列と一致するものが検索されます。

[ラベル フィールド]タブ

このテンプレートに基づくラベルを作成するときに、どのデータベース テーブル フィールドを表示するかを指定します。

[フィールド]

現在のデータベース テーブルで、作成するラベルに含めることができる利用可能なフィールドがリストされます。ソース テーブルのフィールドはいくつでも含めることができます。

[追加]

[フィールド]リストから選択したフィールドをラベルに追加します。

[テーブル]

現在のデータベース テーブルの名前が表示されます。

[ラベル オフセット]タブ

ラベルおよび関連付けられている引出線オブジェクト(アタッチされたラベルの場合)の挿入点に対する X 座標および Y 座標のオフセットを定義します。

[開始]

引出線オブジェクトの始点を指定します。ラベルがアタッチされているグラフィカル オブジェクトの範囲を考慮して点が定義されます。独立したラベルには引出線オブジェクトが関連付けられていないため、[開始]オプションを指定しても効果はありません。

[引出線オフセット]

関連付けられている引出線オブジェクトについて、マルチ テキスト オブジェクトの X オフセットと Y オフセットを指定します。既定では、[引出線オフセット]オプションの[X]および[Y]ボックスは 1 に設定されています。これによって、ラベルの文字が XY 平面で引出線オブジェクトの先端部から 1 単位分オフセットされます。[引出線オフセット]の設定は、アタッチされているラベルにのみ適用されます。

[チップ オフセット]

アタッチされているラベルまたは独立したラベルの、引出線の先端部またはラベルの文字のオフセット値を指定します。アタッチされているラベルの場合、[チップ オフセット]には、引出線オブジェクトの先端部について、[開始]で指定した値からの X および Y のオフセットを指定します。独立したラベルの場合、[チップ オフセット]には、ラベルについて、指定した挿入点からの X および Y のオフセットを指定します。