バックアップ ファイルにより、図面データの安全性を確保できます。問題が発生した場合は、図面のバックアップ ファイルを復元できます。
コンピュータ ハードウェアの障害、停電、電源サージ、ユーザのミス、ソフトウェアの問題などが原因で図面にエラーが発生することがあります。作業内容を頻繁に保存することで、システムが何らかの理由で故障しても、データの損失を最小限に抑えることができます。問題が発生した場合は、図面のバックアップ ファイルを復元できます。
[オプション]ダイアログ ボックスの[開く/保存]タブで、図面の保存時にバックアップ ファイルが作成されるように指定できます。このように指定しておくと、図面を保存するたびに、直前のバージョンの図面が同じファイル名でファイル拡張子 .bak が付いて保存されます。バックアップ ファイルは図面ファイルと同じフォルダに格納されます。
バックアップ ファイルを戻すには、Windows エクスプローラで .bak ファイルの拡張子を .dwg に変更します。元のファイルが上書きされないようにするには、拡張子を変更するファイルを別のフォルダにコピーします。
[自動保存]オプションをオンにすると、指定した時間間隔で図面が保存されます。既定では、自動保存されたファイルに filename_a_b_nnnn.sv$ という名前が一時的に割り当てられます。
これらのテンポラリ ファイルは、図面が正常に閉じた時点で自動的に削除されます。これらのファイルは、異常終了した場合や停電した場合でも削除されません。
自動保存されたファイルから直前のバージョンの図面を復元するには、プログラムを終了する前に、バックアップ ファイルのファイル拡張子 .sv$ を .dwg に変更します。