概要 - AutoLISP の互換性

一般的には、AutoLISP プログラムを最新バージョンで実行するために必要な変更はわずかです。

ただし、AutoLISP プログラムが最新バージョンで適切に機能しなくなる場合もあります。これは、AutoLISP 関数、または AutoCAD ベースの製品のコマンドが変更または廃止されたことが原因です。

注: システム変数 SECURELOAD が 1 または 2 に設定されている場合、AutoCAD 2014 ベースの製品で開始するカスタム アプリケーションはセキュア モードで動作する必要があります。セキュア モードで動作している場合、AutoCAD ベースの製品はコードを含むファイルを信頼する場所からロードおよび実行するように制限されます。信頼する場所は、システム変数 TRUSTEDPATHS で指定します。詳細は、「概要 - 悪意のあるコードから保護する」を参照してください。

デジタル署名されたファイル

AutoCAD 2016 ベースの製品から、AutoLISP ファイルにデジタル署名できるようになりました。AutoLISP ファイルにデジタル署名することにより、ファイルが信頼できないという警告が表示されることなく、AutoCAD 図面環境に AutoLISP ファイルをロードすることができます。デジタル署名された VLX ファイルを AutoCAD 2015 ベース以前の製品にロードすることはできません。