AutoCAD ベースの製品を使用して作成したブロックおよび 2D/3D の設計を格納するためには、図面(DWG)ファイルが使用されます。
AutoCAD 2016 ベースの製品では、図面ファイルに影響を及ぼすようないくつかの変更があります。図面ファイルに影響を及ぼす可能性がある変更は、次のとおりです。
既存の図面ファイルでこれらの機能を使用していない場合は、既存の図面ファイルを変更せずに最新のリリースで使用できるはずです。図面ファイルを旧バージョンで交換または使用するためには、旧バージョンの図面ファイル形式で保存しなければならない場合があります。
AutoCAD 2016 ベースの製品では、図面ファイル ベースのパスワード保護はサポートされなくなりました。AutoCAD 2016 ベースの製品で作成した新しい図面ファイルをパスワードで保護することはできません。パスワードで保護された既存の図面ファイルを AutoCAD 2016 ベースの製品で開くと、パスワードの入力を要求されます。パスワードで保護された図面ファイルを、AutoCAD 2016 ベースの製品で保存すると、パスワードは除去されます。
AutoCAD 2015 ベース以前の製品で使用されていたレンダリング エンジンは、新しい物理ベースのレンダリング エンジンに置き換えられました。新しいレンダリング エンジンへの変更によって、既存の図面内のユーザ定義光源に影響が出る可能性があります。標準照明はサポートされなくなり、標準照明用に環境設定されたすべての光源は、フォトメトリック照明を使用するように更新する必要があります。図面内で定義されているマテリアルも、照明の計算方法の結果として更新する必要があります。図面内の光源とマテリアルを更新した後、図面を初めてレンダリングする前に、レンダリング環境を設定することができます。