AutoDrive モードのいずれかを使用する際に[AutoDrive]ダイアログが表示されます。 これにより、ターン基準の設定、円弧モードと方位モードの切り替えができます。
[最小半径]設定はターン半径を制限するために使用されます。 ボックス内に値を入力し、[Tab]または[Enter]キーを押します。 [内側の車輪]、または[外側の車輪]を選択することで、それぞれ内側、または外側の車輪トラッキング半径を制限することができます。[内側の躯体]、または[外側の躯体]を選択することで、それぞれ内側、または外側の躯体エンベロープの半径を制限することができます。[中心線]は、操作軸の中心で半径を制限します。
[クリアランス オフセット]は、車両の周囲のクリアランス ゾーンを表示します。 オフセット値を編集することができます。 クリアランス エンベロープは躯体とシャーシの両方に適用されます。 オフセット エンベロープは躯体の静的エンベロープの外側に表示され、もう 1 つがシャーシの静的エンベロープの外側に表示されます。 ドライブ時にクリアランス エンベロープを使用する場合は、[システム設定: パス: AutoDrive]を参照してください。
[方位にターン]コントロールは、円弧モードと方位モードの切り替えに使用されます。
[フリーハンド ターン](既定値)は、即時にターンをして、カーソルに向かってまっすぐドライブする場合に選択します。 この場合、車両はなお現在の制約が許す限り小回りでターンしますが、ターンに先行する直線セクションはありません。
[選択した線形]は、図面から線、または線セグメントを選択することで、線形の指定に使用されます。 車両は選択した線に平行に位置合わせすることができます。また、[次に対して垂直]ボタンを押して車両を選択された線に垂直に位置合わせすることもできます。 [線形を選択]クリックして、線形を選択します。
[角度でターン]は、固定された角度でできるだけ遅くターンするのに使用されます。 リストから角度を選択するか、値を入力します。 車両は現在の制約下で、指定した角度で、できる限り小回りにターンします。その後、カーソルに向かって直進します。 カーソルを最後のターゲット ポイントから遠ざけるように移動させると、ターンの前と後のセクションが、それに応じて調整されます。
次のターゲット ポイントが選択された後、フリーハンドでない方位モードの次の選択内容は、自動的にフリーハンド モードに戻ります。
[WCB にターン](円全体方位)は、固定された方位へできる限り遅くターンをするのに使用されます。 ドロップダウン リストから、方向を選択するか、値を入力します。 もう一度、車両は現在の制約下で、指定された方向にできる限り小回りにターンします。その後、カーソルに向かって直進します。 現在の角度と方位は、隣接する読み取り専用ボックスに表示されます。
[側面横転]は、反対のロックでターンを開始するのに使用されます。その結果、最後の軸カットインを減少させます。 側面横転の距離を調整することで、偏差のサイズを変更することができます。
[分流横転]は、要求される分流角度で元に戻る前に、要求される分流角度を超えてターンし続けるのに使用されます。 側面横転と同様、最後の軸カットインを減少させます。
[最大横転角度]を調整して、横転の程度を変更できます。 これが最大の反対のロック方位偏差です。 たとえば、車両がまっすぐから 0 度の方位に右折を開始する場合、最大横転角度である 30 度は、元に戻る前に最大方位である -30 度で車両を左折させます。 より小さい横転距離を使用している場合、最大横転角度には到達しないことがあります。
[後ろステアリングを変更]は、車両を手動で制御可能なサブ ステアリングがある場合に使用できます。 オンに切り替えるには、オプションを選択して、オフに切り替えるには、このオプションをオフにします。 また、マウス ホイールをクリックして、この操作を行うことができます。 サブ ステアリングがオンに切り替わっているときは、ダイアログが拡張されてより多くのフィールドが表示されます。 サブ ステアリングでは、リンク比率または車輪角度を直接調整することができます。 どちらにしろ、スライダが値の範囲を示します。 現在の値は、車両の定義に応じて[リンク比率]、または[車輪の角度]とラベルのついたボックスに表示されます。 サブ ステアリング値を調整する最も簡単な方法は、マウス ホイールを使用することですが、必要に応じて、スライダを動かすこともできます。
その他設定されている制約をチェックするには、[設定を表示]を選択します。 選択すると、ダイアログが展開してメインの設定が表示されます。
[順方向予測ターン]は、順方向操作の予測ターン エンベロープがオンになり、[逆方向予測ターン]は、逆方向で同様となります。 [AutoDrive 設定]でこれらの設定を変更することができます。 連結式車両の予測ターン エンベロープは、車両が連結しすぎずに行うもっとも小回りのターンのパーセンテージ([AutoDrive 設定]で設定)に基づいています。 したがって、短い距離では、100% エンベロープより小回りでターンできる場合があります。
[スナップドライブ]はAutodesk Vehicle Tracking オブジェクトへのスナップを有効にするために使用されます。 パスは駐車区画にスナップし、有効なルートはラウンドアバウト交差点にスナップします。
[スポットでターン]は、現在のステップのみにターン トランジションを無効にするために使用されます。 ステアリングは、ステップの開始時のみにただちにターンします。 次のターゲットの位置をクリックすると、すぐにオプションはリセットされます。
[ステアリングを比率に制限]コントロール、または[ステアリングを角度に制限]コントロールでは、場合によっては指定された値を編集しなければなりません。 パーセンテージによる操作の制限は個々の車両にかけられますが、特定の角度への制限はそうではありません。
[連結を比率に制限]コントロール、または[連結を角度に制限]コントロールは、場合によっては指定された値を編集しなければなりません。 パーセンテージによる連結の制限は個々の車両にかけられますが、特定の角度への制限はそうではありません。
[順方向のターン比率を制限]と[逆方向のターン比率を制限]をオフにすると、車両が静止した状態でステアリングをターンすることができます。 この制限を無効にすると、最後に選択した位置にステアリング ポインタ(表示される場合)が表示されます。カーソルを移動させて現在の位置を変更すると、この位置が変更します。
[動的な効果]は、より速い速度での操作(毎時約 15 km、または 9 マイル以上)をモデル化する際に役立ちます。 これにより、ターンの半径は制限されますから、乗客は快適な状態に保たれます。
[オフセット順方向 TP](トラッキング ポイント)、または[オフセット逆方向 TP]は、トラッキング ポイントをオフセットするのに使用されます。
リストされていない値を修正するには、[現在のモデル]ボタンをクリックします。