Service Pack (SP2 以降)が収録されていないメディアを使用して、SQL Express 2005 SP2 のインストールを SQL 2005 のフル バージョンにアップグレードするには、次のいずれかの方法を実行します。
注: 次のいずれかの方法を実行する前に、Autodesk Data Management Server Console のバックアップを作成することをお勧めします。
方法 1
- コマンド プロンプトを開いて、フル バージョンの SQL のセットアップ ファイルが格納されているフォルダに移動します。
- SETUP.EXE SKUUPGRADE=1 と入力します(大文字/小文字は区別されます)。
- アップグレードを開始して、AutodeskVault インスタンスを選択します。
- アップグレードが完了したら、SQL Service Pack 3 を適用します。
方法 2
- Autodesk Data Management Server Console を使用して、Vault の完全なバックアップを作成します。
注: この後のステップで、Vault データベースをすべて削除します。このバックアップ内容をテスト サーバに復元できるかどうかを確認してから、作業を続行してください。テストの復元に失敗した場合は、作業を続行しないでください。バックアップに関する問題点があれば、それを修正してから、この後のステップに進みます。
- 復元が成功した場合は、Autodesk Data Management Server Console を開いて、一覧表示されている Vault とライブラリをすべて削除します。次に、[ツール]メニューの[マスター Vault をアタッチ解除]を選択します。
- すべてのユーザが Vault からログアウトしていることを確認します。
- SQL 2005 Express を完全にアンインストールします。以下に挙げられているアプリケーションについても、この順番どおりにアンインストールしてください。
- (データ ファイルが格納されている) SQL Express フォルダを Program Files フォルダから削除します。Vault データベースが他のドライブに配置されている場合は、その場所にあるファイルも削除してください。** この操作は、他の SQL Express インスタンスを使用していない場合にのみ行います。
- AUTODESKVAULT インスタンスを使用して、フル バージョンの SQL 2005 をインストールします(「Autodesk Data Management Server をインストールする前に MS SQL Server をインストールするには」を参照)。
- Microsoft SQL 2005 SP3 をインストールします。
- ステップ 1 で Autodesk Data Management Server Console を使用して作成したバックアップを復元します。
MS SQL Express インスタンスの削除が困難な場合は、Microsoft のオンライン サポートの記事 909967 を参照してください。この記事には、このインスタンスを手動で削除する方法が記載されています。
注: 最適なパフォーマンスを実現するために、このアップグレードの実行後に SQL メンテナンス プランを作成します。「SQL メンテナンス プランを作成する」に記載されている手順を実行します。