Microsoft SQL Express を Microsoft SQL Standard 以上のエディションにアップグレードする

次のいずれかの方法を実行し、Service Pack が収録されていないメディアを使用して SQL Express のインストールを SQL のフル バージョンにアップグレードします。

注: この方法を実行する前に、Server Console をバックアップしておくことをお勧めします。

方法 1

  1. フル バージョンの SQL のセットアップ アプリケーションを実行します。
  2. [メンテナンス] > [エディションのアップグレード]を選択します。
  3. AutodeskVault インスタンスを選択し、アップグレードを開始します。
  4. アップグレードが完了したら、SQL の最新の Service Pack を適用します。Service Pack は、このアップグレードには含まれておらず、SQL Express から転送されるわけでもないためです。

方法 2

  1. Server Console を使用して、Vault の完全なバックアップを作成します。注: この後のステップで、Vault データベースをすべて削除します。このバックアップ内容をテスト サーバにリストアできるかどうかを確認してから、作業を続行してください。リストア テストに失敗した場合には、作業を続行しないでください。バックアップに関する問題点があれば、それを修正してから、この後のステップに進みます。
  2. リストアが成功したら、ADMS Console を開いて、リストされている Vault とライブラリを削除します。次に、[ツール]メニューから[マスター Vault をアタッチ解除]を選択します。
  3. すべてのユーザが Vault からログアウトしているか、確認します。
  4. SQL Express を完全にアンインストールします。以下に挙げられているアプリケーションについても、この順番どおりにアンインストールしてください。
    • Microsoft SQL Server 2XXX に関する注意事項: SQL Express のインスタンスが複数存在する場合は、AutodeskVault インスタンスのみをアンインストールしてください。それ以外の SQL パーツについては、このステップが完了したら絶対にアンインストールしないでください。
    • Microsoft SQL Server 20XX Browser
    • Microsoft SQL Server 20XX Native Client
    • Microsoft SQL Server 20XX セットアップ サポート ファイル
    • Microsoft SQL Server VSS Writer
  5. (データ ファイルが格納されている) SQL Express フォルダを Program Files フォルダから削除します。Vault データベースが他のドライブに配置されている場合は、その場所にあるファイルも必ず削除してください。
  6. AUTODESKVAULT インスタンスを使用して、フル バージョンの SQL をインストールします(「Microsoft SQL Server のプリインストール」を参照)。
  7. ご使用の Vault 製品に対応する Microsoft SQL のリリースをインストールします。
    注: このページのチャートを参照するか、インストールする必要がある SQL リリースの Vault の動作環境を参照してください。
  8. ステップ 1 で作成したバックアップを、ADMS Console を使用してリストアします。