床およびグリッドの設定を管理する

[床/グリッド設定]ダイアログ ボックスでは、床およびグリッド設定を管理できます。[床/グリッド設定]ダイアログ ボックスには、2 つの設定グループがあります。[床の設定]では、床のサイズおよび外観をコントロールします。[グリッド設定]では、グリッドの間隔および外観をコントロールします。床のサイズの設定では、全体のグリッドのサイズをコントロールします。これは、床の表示がオフに設定されていても設定できます。

基本設定は、現在のドキュメントのみに影響します。床のサイズやグリッドの間隔などの設定は、設計対象が作業セルかファクトリ全体かにより異なります。たとえば、作業セルの設計では、必要になるのは小さな区画の床です。ファクトリ全体をレイアウトする場合、床のサイズは、通常、ビルディングに一致します。テンプレートの設定に変更を加えると、その内容は新規に作成されるすべてのドキュメントに適用されます。既存のドキュメントについては、変更は適用されません。個別に設定を変更する必要があります。

床の設定の変更

既定では、新規のファクトリ レイアウトの床は表示されるように指定されています。コンポーネントを既定の境界の外に移動すると、床が自動的にサイズ変更されるように設定されています。床の色や境界の表示/非表示をコントロールできます。

  1. リボンで、 [ファクトリ]タブ [オプション]パネル [床/グリッド設定] の順にクリックして、[床/グリッド設定]ダイアログ ボックスを開きます。
  2. [床の設定]グループで、[表示]をオフにすると、床が表示されなくなります。[自動サイズ]を選択すると、コンポーネントの配置に基づいて床のサイズが動的に変更されます。[ユーザ定義]を選択すると、床の固定サイズを指定できます。
    注: [自動サイズ]を選択した場合の床の最小サイズを変更するには、[ユーザ定義]を選択して床の寸法を入力してから再度[自動サイズ]を選択します。
  3. [ソリッド フロアの作成]コマンドを使用して作成されるソリッド フロアの[厚さ]を指定します。ソリッド フロアの厚さは、ファクトリ フロア レイアウトでいつでも変更できます。
  4. [床のスタイル]領域で[床の境界]をオフにすると、境界は表示されなくなります。[床の色]を変更するには、ドロップダウンをクリックしてカラー パレットを表示します。ここで、任意の基本色を選択できます。また、[色の選択...]をクリックすると[色]ダイアログ ボックスが表示され、カスタム色を定義することもできます。

グリッド設定の変更

  1. リボンで、 [ファクトリ]タブ [オプション]パネル [床/グリッド設定] の順にクリックして、[床/グリッド設定]ダイアログ ボックスを開きます。
  2. [グリッド設定]グループで、[表示]をオフにすると、グリッドが表示されなくなります。[主グリッド]、[副グリッド]、[XY 軸]、および[座標系のトライアド]の表示/非表示を個別にコントロールできます。

    [副グリッドの間隔]でグリッド線間の距離をコントロールします。既定では、主グリッド線は 1 本おきに表示されます。1 ~ 512 の整数を入力すると、主グリッド線の表示頻度を変更できます。

  3. [グリッドのスタイル]領域で、[主グリッドの色]および[副グリッドの色]を設定できます。ドロップダウンをクリックすると、カラー パレットが表示されます。ここで、任意の基本色を選択できます。また、[色の選択...]をクリックすると[色]ダイアログ ボックスが表示され、カスタム色を定義することもできます。

既定に設定

床の設定やスタイル、グリッドの設定やスタイルに対して変更を行った後、[既定に設定]ボタンをクリックすることにより、そのときの設定を、以降操作するすべてのファクトリ レイアウト セッションでの既定にすることができます。

既定の床/グリッド設定へのリセット

[既定に設定]ボタンをクリックした後も、床やグリッドの設定を変更できます。[既定に戻す]ボタンをクリックすれば[既定に設定]に保存された設定に戻すことができます。

  1. リボンで、 [ファクトリ]タブ [オプション]パネル [床/グリッド設定] の順にクリックします。
  2. [床/グリッド設定]ダイアログ ボックスで、[既定に戻す]をクリックします。