ライブラリ

このページは、HumanIK に付属するライブラリについて説明します。

humanik.lib

HumanIK SDK のすべてのコードは、単一のライブラリ(humanik.lib)にコンパイルされています。このライブラリのいくつかのバージョンは、lib ディレクトリにある HumanIK パッケージ内で提供されます。

ビルド モード 説明
Release ゲームの最終版で使用することを想定しています。
Release-IEEE754 Release バージョンと同じですが、IEEE754 浮動小数点演算をサポートしています。このバージョンのライブラリは、通常の Release ビルドを使用できない特殊な状況で使用するために提供されています。可能な場合は、通常の Release ビルドを使用することをお勧めします。
Verbose デバッグ メッセージをログに記録するための追加のコードが含まれています。32 ビット Windows プラットフォームでのみ使用可能です。詳細は、「デバッグ メッセージをログに記録する」を参照してください。

hikdrawobject.lib

このライブラリを使用して、サンプル コード プロジェクト内で使用される、HumanIK データをレンダリングするためのいくつかのオプションのユーティリティ機能にアクセスすることができます。必要であれば、自分自身のコード内でフレームワークを再利用することができます。

詳細については、include/hikdrawobject.h ヘッダ ファイルのコメントを参照してください。

依存状態

Windows プラットフォームでは、hikdrawobject.lib ライブラリは Intel コンパイラ向け再配布可能ライブラリに依存します。「 HumanIK のサンプル」に記述された HumanIK サンプルを含む、Windows 上の hikdrawobject ライブラリにリンクするプロジェクトを構築するには、以下を実行する必要があります。

  • IA32 および Intel 64 対応の Intel C++ コンパイラ向け再配布可能ライブラリをここからダウンロードしてインストールします。Update 4 が認証されています。より新しい他のアップデートは期待どおりに動作しない可能性があります。
  • libirc.lib ライブラリにリンクするようにアプリケーションを構成します。

これにより次のようなリンク エラーを回避できます。

LNK2019: unresolved external symbol __intel_fast_memcpy

この依存関係はメインの humanik.lib ライブラリには適用されないことに注意してください。