ロール抽出を設定する

ロール抽出の設定には、キャラクタのプロパティのセットの構成と、必要なソルバ ステップを使用した HIKEffectorSetState の設定が必要です。

手順 1. ソルバ ステップを設定する

HIKSetIKSolvingStep() 関数を呼び出して HIKEffectorSetState のソルバ ステップを設定する場合、HIKSolvingStepRollExtraction ステップを含める必要があります。例:

HIKSetIKSolvingStep(MyEffectorState, HIKSolvingStepAllParts |
                                     HIKSolvingStepRollExtraction);

IK ソルバ ステップに関する詳細は、「選択されたボディ パーツをソルビングする」を参照してください。

手順 2. ロール抽出を有効にする

次のキャラクタのプロパティのセットを使用して、キャラクタの肩、肘、ヒップ、および膝から抽出するロールの量を制御します。

これらのプロパティは、HIKPropertyOffOnタイプです。使用する各プロパティを有効にし、値を設定する必要があります。例:

HIKSetPropertyMode(MyPropertyState, HIKLeftArmRollId, 1);
HIKSetPropertyValue(MyPropertyState, HIKLeftArmRollId, 0.6f);
HIKSetPropertyMode(MyPropertyState, HIKLeftForeArmRollId, 1);
HIKSetPropertyValue(MyPropertyState, HIKLeftForeArmRollId, 0.6f);

キャラクタ プロパティ」を参照してください。

手順 3. ロール伝達を有効にする(オプション)

次の追加のキャラクタのプロパティのセットを使用して、キャラクタの各ロール ノードから抽出し、ロール ノードの子に適用するロールの量を制御します。

上で紹介されている他のロール抽出プロパティとは異なり、これらのプロパティを有効にする必要はありません。次のように値を設定するだけです。

HIKSetPropertyValue(MyPropertyState, HIKLeftArmRollExId, 0.5f);
HIKSetPropertyValue(MyPropertyState, HIKLeftForeArmRollExId, 0.5f);

詳細については、「キャラクタ プロパティ」のプロパティの説明も参照してください。