このプラグインでは、MotionBuilder Open Reality SDK を使用して、HumanIK をカスタム MotionBuilder キャラクタ ソルバに組み込みます。このカスタム ソルバを MotionBuilder 内で使用すると、リアルな膝のソルビング、鎖骨の固さ、アニメーション軌道のリターゲットなど、このバージョンの HumanIK 内では利用できるが、使用しているバージョンの MotionBuilder ではネイティブに利用できない機能を使用して、キャラクタをコントロールできます。
このサンプルでビルドしたソルバは、MotionBuilder リリースに含まれている HumanIK ソルバに似ていますが、このリリースの HumanIK ライブラリを使用するように更新されています。
このサンプルをコンパイルして実行するには、新しいバージョンの MotionBuilder と Open Reality SDK をインストールしている必要があります。
サンプルでビルドした MotionBuilder ソルバを使用するには:
ソルバのほとんどのコントロールは、HumanIK HIKPropertySetState オブジェクトからキャラクタ プロパティを直接公開します。これらのプロパティとその値の詳細については、「キャラクタ プロパティ」のトピックを参照してください。
| プロパティ |
説明 |
|---|---|
| Weight |
ネイティブの MotionBuilder ソルバとの相対で HumanIK ソルバに与えられるウェイト(2 つのソルバによるポーズ間のブレンド)を決定します。 ウェイト設定が 100 の場合は HumanIK ソルバのみを使用し、ウェイト設定が 0 の場合はネイティブ MotionBuilder ソルバのみを使用します。 |
| Save HIK Character |
現在のキャラクタを表す HIKCharacter をファイルに書き出します。 HIKLoadCharacter 関数を呼び出して、このファイルをメモリにロードしてランタイムに HumanIK で使用することができます。 |
| Save HIK State |
キャラクタのスケルトンの現在のポーズを表す HIKCharacterState をファイルに書き出します。 HIKLoadCharacterState 関数を呼び出して、このファイルをメモリにロードしてランタイムに HumanIK で使用することができます。 |
| Save HIK Effectors |
キャラクタのコントロール リグの現在の位置、回転、IK コンストレインを表す HIKEffectorSetState をファイルに書き出します。 HIKLoadEffectorState 関数を呼び出して、このファイルをメモリにロードしてランタイムに HumanIK で使用することができます。 |
| Save HIK Properties |
キャラクタの現在の設定を表す HIKPropertySetState をファイルに書き出します。 HIKLoadPropertySetState 関数を呼び出して、このファイルをメモリにロードしてランタイムに HumanIK で使用することができます。 |