解析で使用するデータベースの熱可塑性プロパティを検索および表示します。
操作方法: |
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- リボンで、[金型レイアウト]タブ
[金型レイアウト]パネル [材料を選択]の順にクリックします。
- [材料を選択]ダイアログ ボックスで、[検索]をクリックします。
- [検索基準]ダイアログ ボックスで、[検索]をクリックします。
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説明タブ
熱可塑性材料を特定する一般的な説明情報を表示します。
- ファミリ名: 「ポリカーボネート」などの樹脂の名前。各材料は樹脂ファミリに属しています。
- 商品名: 材料または成形機の商品名。
- 製造者: 成形機または材料の製造者。
- 樹脂略号: 樹脂ファミリ名の略号。たとえば、「PC」は、ファミリー名「ポリカーボネート」の樹脂略号です。
- 材料構造: 選択材料を、非晶性または結晶性のいずれかとして識別します。
- データ情報源: 選択したデータの情報源を示します。
- 最終変更日: 選択したデータの最終変更日。
- テスト日付: 材料の初回テストの日付を指定します。
- データ ステータス: 機密データ(非公開)かどうかを示します。
機械的特性タブ
熱可塑性材料の機械的特性を指定します。
注: プロパティ名が赤色で表示される場合は、そのプロパティがこの特定の材料についてはテストされていないことを示します。ただし、同等の一般グレードのテストの材料データが適切であることが判明しているので、この材料に割り当てられています。
- 機械プロパティ データ: 粘弾性材料を表すために使用される 5 つの標準係数に従って、材料(複合材料の場合は、マトリックス + ファイバー/フィラー)の機械的特性を指定します。
- 熱膨張係数(CTE)データの横等方性係数: 材料(複合材料の場合は、マトリックス + ファイバー/フィラー)の熱膨張特性を指定します。
- テスト情報の表示/編集: この材料のデータ情報源、データの最終変更日、テスト実行日、および使用したテスト方法を表示します。
- マトリックス プロパティの使用: 使用材料に異方性マトリックス データまたは等方性マトリックス データがある場合は、ドロップダウン リストから[7 つのマトリックス プロパティの使用]を選択します。[マトリックス プロパティの編集]を選択して、[マトリックス プロパティ]ダイアログ ボックスを表示し、マトリックス プロパティを編集します。
推奨条件タブ
熱可塑性材料の推奨条件を指定します。
注: 解析が完了したら、解析結果で突出可能温度、最大せん断応力/速度をチェックして、許容可能な値かどうかを判断します。
注: プロパティ名が赤色で表示される場合、そのプロパティはこの特定の材料についてテストされていません。ただし、同等の一般グレードのテストの材料データが適切であることが判明しているので、この材料に割り当てられています。
- 金型表面温度: 樹脂が金型に接触する部分の樹脂と金属の境界の金型温度。
- 樹脂温度: 樹脂がキャビティに流入し始めるときの、溶融樹脂または樹脂の温度。
- 金型温度範囲(設定推奨値): [金型温度]領域には、材料に使用できる金型壁面温度の範囲が表示されます。
- 樹脂温度範囲(設定推奨値): [樹脂温度]領域には、材料に使用できる樹脂温度の範囲が表示されます。
- 最大溶融温度(限界): 材料の溶融プロセス設定について、メーカーが推奨する最高温度です。
- 突出可能温度: 材料に永久変形や金型のエジェクタ ピンの跡を残すことなく、突出に十分耐えられる剛性に達する温度です。
- テスト情報の表示/編集: この材料のデータ情報源、データの最終変更日、テスト実行日、および使用したテスト方法を表示します。
- 最大せん断応力: 各材料に固有のせん断応力値。この値を超えると材料が劣化し始めます。
- 最大せん断速度: 各材料に固有のせん断速度値。この値を超えると材料が劣化し始めます。
PVT プロパティ タブ
注: プロパティ名が赤色で表示される場合、そのプロパティはこの特定の材料についてテストされていません。ただし、同等の一般グレードのテストの材料データが適切であることが判明しているので、この材料に割り当てられています。
- 溶融密度: 2-domain 修正 Tait PVT モデルによって示される、溶融状態にある材料の密度を表示します。
- 固体密度: 2-domain 修正 Tait PVT モデル(圧力: 0 MPa、温度: 25℃)によって示される、固体状態にある選択材料の密度を表示します。
- 2-domain 修正 Tait pvT モデル係数: 2-domain 修正 Tait pvT モデル係数のデータ フィッティング値を指定します。
- テスト情報の表示/編集: この材料のデータ情報源、データの最終変更日、テスト実行日、および使用したテスト方法を表示します。
レオロジー プロパティ
熱可塑性材料のレオロジー(フロー関連)プロパティを指定します。
注: プロパティ名が赤色で表示される場合、そのプロパティはこの特定の材料についてテストされていません。ただし、同等の一般グレードのテストの材料データが適切であることが判明しているので、この材料に割り当てられています。
- 既定の粘度モデル: 流動シミュレーションで材料の粘度特性を正確にシミュレーションするには、数学的な粘度モデルが必要です。
- ジャンクチャー ロス係数: Bagley 補正定数、C 1 および C 2 で、樹脂ごとに固有です。固有データが存在しない場合は、標準値を使用してジャンクチャー ロスが成形品において重大であるかを確認します。
- 転移温度: 転移温度は、樹脂の固化温度です。この温度で、溶融から固体への転移が発生します。
- テスト情報の表示/編集: この材料のデータ情報源、データの最終変更日、テスト実行日、および使用したテスト方法を表示します。
- Moldflow 粘度指標: 指定の温度および 1000(1/s)のせん断速度における、単一点基準の粘度レベル(単位はパスカル秒(Pa. sec.)。
- メルト フロー レート(MFR): MFR は、特定の樹脂の流動性を示す ISO 規格の指標です。この値が高いほど、流動性が高いことを示します。
- 伸張粘度: この材料に関して伸張粘度データが利用可能かどうかを指定します。
[収縮特性]
熱可塑性材料の収縮特性を指定します。
注: プロパティ名が赤色で表示される場合、そのプロパティはこの特定の材料についてテストされていません。ただし、同等の一般グレードのテストの材料データが適切であることが判明しているので、この材料に割り当てられています。
熱特性タブ
熱可塑性材料の熱特性を指定します。
注: プロパティ名が赤色で表示される場合は、そのプロパティがこの特定の材料についてはテストされていないことを示します。ただし、同等の一般グレードのテストの材料データが適切であることが判明しているので、この材料に割り当てられています。
- 比熱データ: 単位質量の材料の温度を 1℃上げるために必要な熱量です。
- テスト情報の表示/編集: この材料のデータ情報源、データの最終変更日、テスト実行日、および使用したテスト方法を表示します。
- 熱伝導率データ: 材料の熱伝導率(k)とは、単位長あたり 1℃の温度差がある場合に伝導により移動する熱量です。