ETO Series Studio の共存インストール

Inventor ETO Series 2015 では、既定でロードされる ETO Studio 2015 の拡張機能がインストールされます。この拡張機能は 2012 バージョンと 2013 バージョンのものを同時に実行することはできませんが、スタート メニューの[Autodesk] > [Autodesk Inventor ETO コンポーネント 2013 R1]にあるコマンド[Visual Studio 2012 拡張機能を復元]および[Visual Studio 2013 拡張機能を復元]を使用して 2 つのバージョンを切り替えることができます。これらのショートカットによって呼び出される VBScript については、以下で説明しています。

2013 の拡張機能を復元する

ETO Series 2013 では、インストール時に 2013 のインストール フォルダに 2012 の拡張機能(存在する場合)のバックアップ コピーが作成されます。既定では、このフォルダは C:¥Program Files¥Autodesk¥Inventor ETO Components 2013¥ETOSeriesStudio2012 です。2012 の拡張機能のコピーを復元するには、次の VB スクリプトを使用します。

...\Inventor ETO Components 2013\bin\vsExtensionRestore.vbs

引数を指定せずにこのスクリプトを実行すると、ここに含まれている使用法の説明とともにエラーメッセージが表示されます。

使用法:

vsExtensionRestore.vbs /Restore:{2012|2013} /VS2010:{VS2010 のインストール パス} /ETO:{ETO Series のインストール パス}

ここで

/Restore は復元する拡張機能のバージョンを示すために 2012 または 2013 を指定します。

/VS2010 は Microsoft Visual Studio 2010 のインストール場所です。

/ETO は ETO Studio 2015 のインストール場所です。

例:

 vsExtensionRestore.vbs /Restore:2014 /VS2012:"C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio 11.0\Common7\IDE\" /ETO:"C:\Program Files\Autodesk\Inventor ETO Components 2015\"
注:
  • スペースを考慮して、パスは引用符で囲みます。
  • パスはバックスラッシュで終わる必要があります。
  • この例のパスは、既定のインストール先を想定しています。

/Restore:2014 を実行すると、次のフォルダ(既定)に 2015 の拡張機能のバックアップが作成されます。C:¥Program Files¥Autodesk¥Inventor ETO Components 2015¥ETOStudio2015

2013 の拡張機能を復元する

2013 の拡張機能に戻すには、以下のように、/Restore オプションを 2013 に変更した上で、先ほど指定したとおりにスクリプトを実行します。

vsExtensionRestore.vbs /VS2012:"c:\program files (x86)\Microsoft Visual Studio 10.0\common7\ide\" /ETO:"c:\program files\Autodesk\Inventor ETO Components 2015\" /Restore:2015