円形状の詳細ビュー <IvCircularDetailView>

概要

IvCircularDetailView は、図面のベース ビューの円形状の詳細ビューを定義します。

Mixin

IvCircularDetailViewModifier

IvDetailViewMixin

BasePart

標準

[名前] [タイプ] 説明
fenceCenter ベース ビュー上の円形状の詳細ビューの中心を定義します。明示的に指定するか、'fenceCenterPart' パラメータおよび 'fenceCenterWorkpoint' パラメータを介してモデルの作業から計算することができます。

[パラメータ]

[名前] [タイプ] 説明
OriginIndicatorClosestPoint ビューで適切な図面上の曲線を選択するために使用する点です。複数の曲線がエンティティを表している場合、この点に最も近い曲線が選択されます。近さの計測基準は、この点から曲線の境界領域の中心までの距離です。
OriginIndicatorEntity 文字列 図面曲線の検索に使用する面およびエッジの名前です。
OriginIndicatorIntent すべて 図面曲線上の位置です。有効な値は、:none、:startPoint、:endPoint、:midPoint、:centerPoint、:circularLeftPoint、:circularRightPoint、:circularTopPoint、:circularBottomPoint、または範囲 0 ~ 1 の数値
OriginIndicatorPart パーツ 曲線の作成元となった Intent パーツです。
OriginIndicatorLayer 文字列 原点インジケータに関連付けられている画層です。
OriginIndicatorStyle 文字列 原点インジケータに関連付けられた引出線スタイルです。
OriginIndicatorRelativeX 数値 原点インジケータの X オフセットです。既定値は 0.0 です。
OriginIndicatorRelativeY 数値 原点インジケータの Y オフセットです。既定値は 0.0 です。
OriginIndicatorVisible? ブーリアン演算 原点インジケータが表示される場合(既定)は True です。
parentView パーツ 詳細ビューの派生元とするベース ビューを定義します。既定で 'Parent' に設定されます。
fenceCenterPart パーツ 円形状の詳細ビューの参照パーツを定義します。詳細円の代替配置は、'fenceCenter' を直接指定していない場合にのみ可能です。
fenceCenterWorkpoint 文字列 fenceCenterPart で定義する、作業の名前です。円形状の詳細ビューのフェンスの円の中心を定義します。
fenceRadius 数値 円形状の詳細ビューのフェンスの円の半径です。指定する半径で、ベース ビューの尺度を考慮する必要があります。
viewScale 数値 十進数で指定する円形状の詳細ビューの尺度です。既定で、親ビューの尺度の 2 倍が設定されます。
displayTangentEdges ブーリアン演算 (IvCommonViewMixin から)接線エッジを表示するかどうかを指定します。 True にすると、接線エッジが表示されます。既定値は False です。
cutLineType name 詳細ビューの切断線をギザギザ(既定)にするかスムーズにするかをコントロールします。有効な値は、:jagged または :smooth です。
displayFullBoundary? ブーリアン演算 詳細ビューの周辺の境界全体を表示するかどうかをコントロールします。スムーズな切断線に対してのみ有効です。既定で False に設定されます。
displayConnectionLine? ブーリアン演算 フェンスと境界全体の間に接続線を表示するかどうかをコントロールします。スムーズな切断線に対してのみ有効です。既定で False に設定されます。
sheet パーツ (IvCommonViewMixin から)ビューを配置する図面シートを定義します。親が IvDrawingSheet の場合は既定で親が設定されます。それ以外の場合は、既定で親ビューを含むシートが設定されます。
viewName 文字列 (IvCommonViewMixin から)円形状の詳細ビューの下の図面に表示すビューの名前です。既定では、パーツの displayName です。
viewStyle name (IvCommonViewMixin から)ビューの表示スタイルを指定します。有効な値は、:hiddenLineRemoved:hiddenLine:shaded:shadedHiddenLine:fromBase です。既定値は :fromBase です。
BreakAlignmentPosition すべて (IvCommonViewMixin から)既定では(このパラメータが NoValue に設定されている場合は)、一部のビューが、親の図面ビューに位置合わせされることがあります。このパラメータに点の値を指定すると、ビューの位置合わせが解除され、指定したを中心にしてビューが再配置されます。
designViewRepresentation 文字列 (IvCommonViewMixin から)ユーザ定義のデザイン ビューの名前です。ビューでのモデル表示に使用するデザイン ビュー リプレゼンテーションを指定します。名前は、既存のデザイン ビューに対応させる必要があります。既定の "" は、モデルの既定のデザイン ビューを表します。
designViewAssociative ブーリアン演算 (IvCommonViewMixin から)ビューで、指定されたデザイン ビュー リプレゼンテーションへの関連付けを保持するかどうかを指定します。True にすると、'hiddenParts' 一覧 で一切の項目が許可されません。既定で False に設定されます。
hiddenParts list (IvCommonViewMixin から)省略するパーツの覧です。一覧の各パーツのタイプは、IvAdoptedPart または IvCustomAssemblyDocument にする必要があります。'designViewAssociative' True に設定している場合は、使用できません。既定で空の一覧に設定されます。
rotationAngle 数値 (IvCommonViewMixin から)指定した角度分、図面に対して垂直な軸を中心に円形状の詳細ビューを回転します。既定で 0 に設定されます。
showViewLabel? ブーリアン演算 (IvCommonViewMixin から) True にすると、シートにビュー ラベルが表示され、標準スタイルの設定をオーバーライドします。既定は NoValue です。
viewLabelPosition (IvCommonViewMixin から)指定すると、Inventor の既定のビュー ラベル位置をオーバーライドします。シート座標で、シート上の を指定します。既定は NoValue です。
viewLabelFormattedText 文字列 (IvCommonViewMixin から)指定すると、ビュー スタイルで定義されている Inventor の既定のビュー ラベル文字列を、オーバーライドします。既定は NoValue です。
origin (BasePart から)図面シート上のビューの位置を定義します。ビューでの参照は、ビューの中心 になります。シートの原点は、シートの左下コーナーになります(下記の注を参照してください)。
ignorePosition? ブーリアン演算 (IvCommonViewMixin から) True にすると、原点の ルール が無視されます。既定値は False です。

ルール

[名前] [タイプ] 説明
height 数値 (IvCommonViewMixin から)ビューの高さの取得に使用することができます。取得される値は、入力した尺度と表示されているオブジェクトによって異なります。値は、プロジェクトの単位で返されます。
width 数値 (IvCommonViewMixin から)ビューの幅の取得に使用することができます。取得される値は、入力した尺度と表示されているオブジェクトによって異なります。値は、プロジェクトの単位で返されます。

ビューの原点に適用される座標系は、ビューの親がビューであるかシートであるかによって異なります。たとえば、親がビューで、親ビューの原点が Point(10,10,0)である場合は、origin = Point(0,0,0)によって親ビューの中心にビューが配置され、シートの Point(10,10,0)になります。親がシートである場合は、origin = Point(0,0,0)によってシートの左下コーナーにビューが配置されます。

例 1

この例では、hiddenLine スタイルを使用して、"Z" という名前の円形状の詳細ビューを作成します。ShelfPoints という 一覧 の 1 番目の要素( パーツ )を使用して、フェンスの中心 を指定し、"Detail Point" 作業 の位置に配置します。詳細ビューの原点は、'Front_View' ビューから上および右にオフセットして配置します。

子の名前 : Detail_Z
子のデザイン : IvCircularDetailView
[名前] [タイプ] 指定値
parentView パーツ Front_View
viewScale 数値 Child.parentView.viewscale * 5
fenceCenterpart パーツ first(ShelfPoints:)
fenceCenterWorkpoint 文字列 "Detail Point"
fenceRadius 数値 50 * Front_View.viewScale
showViewLabel? ブーリアン演算 true
viewName name "Z"
viewStyle 数値 hiddenLine
origin Point(0,0,0) +unitx * width *0.1 + unity * height *0.1