ETO Web アプリケーション テンプレート

Inventor ETO の UI ツールを使用すると、実際の CAD モデルや図面を更新する前に、より高速なやり取りのために軽量グラフィックス モードを使用する Web アプリケーションを開発することができます。このテンプレートでは、UI ツール Web サービスを利用する Web アプリケーションと、それをホストする Web アプリケーションを作成します。

  1. 開始するには、Visual Studio を起動して、[ファイル][新規作成][プロジェクト]をクリックします。[新しいプロジェクト]ダイアログ ボックスが表示されます。
  2. [Visual C#]または[Visual Basic]で、[ETO Web アプリケーション テンプレート]をクリックし、プロジェクトに名前を付けます。
  3. 選択が完了したら、[OK]をクリックしてプロジェクトを作成します。Visual Studio ソリューションが Web プロジェクトとともに作成されます。
    • ソリューションのプロジェクトは、Web アプリケーション プロジェクトです。このプロジェクトには、ASP.NET セッションから ETO サーバ上のセッションへの接続の管理に役立つコードが用意されています。このコードはそのまま使用することができ、要件は 1 つだけです。IntentClientFactory クラスでは、Web アプリケーションでホストする、ETO サーバ コンフィギュレータで定義されているアプリケーションの名前を入力する必要があります。
    • RemoteUIIntentServices.cs ファイルおよび Web 設定ファイルには、サーバとの通信に必要なその他のコードが記述されています。
    • Scripts フォルダの index.html ファイルおよび *.js ファイルには、ユーザ インタフェースのコードが記述されています。既定の UI がニーズに適している場合もありますが、既定の UI をカスタマイズすることができます。想定される例として、JavaScript のログ記録とエラー処理の 2 つが挙げられます。
      • JavaScript のログ記録の場合、さまざまな情報のログがブラウザのコンソールに既定で記録されます。この既定の設定を変更するには、EtoCommon.js ファイル内の DefaultLogLevel を変更します。
      • このファイルでは、ログに記録する項目の選択肢が定義されています。

      ログに記録する項目を追加するには、ModelUpdateDataProcessor.js など、他のファイルの例を参考にすることができます。

      最初に、ロガーのインスタンスを作成します。

      次に、warn() など、ロガーのメソッドを呼び出します。

      • エラー処理の場合、UI や他の任意のアクションをカスタマイズすることができます。index.html ファイルには、エラーを表示する既定のダイアログが用意されています。HTML および CSS を変更することができます。

        [OK]ボタンのハンドラは、DialogControllers.js に記述されています。

        既定の動作は、セッションを終了し、error.html ページに転送します。このページは基本のページであり、このページをカスタマイズしたり、別のページに転送することをお勧めします。