マルチプロジェクト ソリューションのサポート

Visual Studio ソリューションでは、複数の ETO Design Library (Inventor またはカスタム ホスト)プロジェクトを含めることができます。Intent 検索パスは、これらの ETO Design Library プロジェクトのいずれかで設定されます。

ETO Studio では、このプロジェクトを検索パス プロジェクトと呼びます。検索パス内のデザインが Intent コンパイラで認識され、デザイン ナビゲータに表示されます。機能および機能ナビゲータも同様に動作します。

検索パスで見つからない設計も編集できますが、デザインで ETO Studio の完全な機能を使用することはできません。ファイルを保存する際はコンパイルされないため、コンパイル エラーを表示できません。

ライブラリ プロジェクトを特定のプロジェクトの検索パスに追加する

ソリューションの一部の ETO プロジェクトでは、上位のプロジェクトの検索パスにライブラリ プロジェクトを含める場合があります。

Inventor プロジェクトの場合、他のプロジェクトを検索パスに含めることができます。対象のプロジェクトを ETO Studio に含める UI はありませんが、Inventor の Inventor ETO プロジェクト エディタを使用して実行できます。また、Inventor プロジェクト ファイル(IPJ)のテキストを Visual Studio で編集することもできます。

カスタム ホスト プロジェクトの場合、IntentHost.config ファイルを編集して、他のプロジェクトを検索パスに含めることができます。

検索パス プロジェクトを設定する

既定では、検索パス プロジェクトはスタートアップ プロジェクトです。スタートアップ プロジェクトを設定するには、ソリューション エクスプローラでプロジェクトを右クリックし、[スタートアップ プロジェクトに設定]を選択します。Intent に加え、C#、VB.NET、その他のタイプのプロジェクトが混在するソリューションで作業する場合もあります。

既定を変更するには、右クリック メニューの[検索パス プロジェクトとして設定]を選択して、検索パス プロジェクトを個別に設定します。このコマンドは、メニュー バーの[プロジェクト]メニューでも使用できます。このプロセスが完了したら、Intent 以外のプロジェクトを新しいスタートアップ プロジェクトにすることができます。

デザイン ナビゲータのユーザ デザイン ノードでは、個別の右クリック メニュー コマンドがあります。このコマンドは、すべての検索パス オプション(スタートアップ プロジェクトや専用の検索パス プロジェクト)に表示されます。

Intent プロジェクトをスタートアップ プロジェクトとして使用して、デバッグを開始すると、ETO Studio の検索パス プロジェクトが自動的にこのプロジェクトに設定されます。この自動設定は、ETO Studio プロセスとデバッグ中のプロセスの検索パスを同じにするために行われます。