ETO アプリケーション

Autodesk Inventor Engineer-to-Order アプリケーションは、モデル作成に使用する優れたデザイン セットです。

Inventor ETO アプリケーションの作成を開始する前に、一般的なアプリケーションのタイプ、および各タイプのデザイン ファイルを整理する方法を説明します。

アプリケーションのタイプ

Inventor ETO を使用して作成するアプリケーションのタイプは、デザインする製品によって異なります。

Intent アプリケーションの 2 つのタイプには、ユーザ インタフェースの 2 つの基本タイプがあります。

単一モデル アプリケーション

一部のモデルは、修正して同じモデルのさまざまなバリエーションを作成できる単一のパーツのアセンブリで構成されています。Intent ソリューションを使用することで、モデルを開いて異なるパラメータを使用し、モデルのさまざまなバリエーションを作成できます。

たとえば、次の図に示すようならせん階段を設計する会社について検討してみます。

最上位の デザイン には階段に必要な パーツ を含む 子ルール と、階段をカスタマイズするためのパラメータ ルール が含まれています。このソリューションを使用してアセンブリを作成する場合、アセンブリには既に単一の階段が含まれています。パラメータを修正して高さ、直径、材料などを指定し、要件を満たすことができます。

複数モデル アプリケーション

多くの場合、最終 デザイン のパーツやサブアセンブリを先に決定することはできません。たとえば、制御室やオペレーション センターのコンソールの 設計 を考えてみます。それぞれの顧客に固有の要件があり、固有の 設計 やソリューションが必要となります。ある顧客は 3 人のオペレータ用のスペースに 1 つの小さなコンソールと関連設備が必要です。別の顧客は大人数と設備を収容するためにさまざまな設計の複数のコンソールが必要になります。

次のイメージは、コンソールのカスタム設定を示しています。

Evans Console のイメージの紹介

このタイプのソリューションでは、Inventor ETO ソリューション作成者がすべての有効な設定を予測することはできません。最上位の デザイン では、典型的なソリューションがないため、必要なすべての 子ルール が含まれるわけではありません。単一モデルの場合よりも柔軟なソリューションが必要とされます。

複数の設定可能なパーツやサブアセンブリでモデルを構築する場合、Intent の作成者は、最上位アセンブリに をインタラクティブに追加するソリューションを構築します。このソリューションでは、最上位の Intent デザイン に顧客情報やマテリアルのタイプなどの全体 設計 に関するパラメータが含まれます。必要な 子ルール の一部は含まれません。このため、最上位の 設計 を使用して新しいアセンブリを作成する場合は、アセンブリは空です。アセンブリ ファイルに動的に 子ルール を追加し、ソリューション作成者によって使用可能となった 設計 から選択することによって、必要な 設計 を追加します。

デスクトップと Web アプリケーションのアーキテクチャ

デスクトップと Web アプリケーションのアプリケーション アーキテクチャでは、アプリケーションから UI を分離する必要があります。すべて Inventor で作成されたアプリケーションはアドインなしで実行する必要があります。アドイン コードをビジネス ロジックとミックスすることはできません。ビジネス ロジックは、Intent のルールまたは dll で駆動する必要があります。

サーバ API は完全な API のサブセットです。UI または ビューア(つまり、ビュー、リボン、CommandManager)が必要な API は、通常サポートされていません。サーバ ベースのアプリケーションをサポートするには、これらの API を ETO アプリケーションの重要な部分として使用することはできません。