概要 - 疑似ノードのディゾルブ

擬似ノードは、2 つのオブジェクトだけに共有されているジオメトリ リンク内の不要なノードです。たとえば、擬似ノードによって、長いリンクが複数の短いリンクに不要に分割されることがあります。

[疑似ノードをディゾルブ]クリーンアップ操作を使用すると、擬似ノードを探して、ノードをディゾルブし、2 つのオブジェクトを結合できます。このオプションでは、頂点を同じ位置に保ったまま 2 つのリニア オブジェクトの交点にあるノードが削除されます。

疑似ノードは、2 つのリンクが交わる位置に存在します。疑似ノードを削除すると、1 つの画層に単一のポリラインが作成されます。

注: AutoCAD Map 3D では、疑似ノードがディゾルブされるときに、許容差の値は参照されません。

Z 値が異なる 2D ポリラインの疑似ノードをディゾルブするときには、オブジェクトの最初の Z 値が使用されます。3D ポリラインでは、最初の頂点の Z の値が使用されます。オブジェクトは、3D ポリラインの状態のままになります。その他すべてのプロパティでは、最初のオブジェクトの値が使用されます。

危険: [疑似ノードをディゾルブ]を使用すると、結果として特定のデータ タイプが失われることがあります。たとえば、2 本の線分にオブジェクト データがアタッチされている場合、ディゾルブ後の単一ポリラインが保持するオブジェクト データは、どちらか一方の線分のものだけになります。同様に、異なる画層の 2 本の線分が 1 つの端点を共有している場合、ディゾルブ後のポリラインは、どちらか一方の画層のみに存在します。