概要 - 交差オブジェクトを分割する

[交差オブジェクトを分割]を使用して、お互いが交差し、交差位置にノードを持たないオブジェクトを探し、交差オブジェクトを分割し、交差位置にノードを作成します。この操作により、線分、円弧、円、ポリラインから成る複雑な交差オブジェクトを交点で分割して、別々の分りやすいオブジェクトにすることができます。

この操作は、ネットワーク トポロジを作成したり、地形等高線を処理したりするときに必要です。最初の例では、ネットワーク トポロジ内に 4 つのリニア オブジェクトがあり、2 つのリニア オブジェクトとしてディジタイズされていました。[交差オブジェクトを分割]を使用した後は、そのリニア オブジェクトは、共通の点で交差する 4 つの別個のオブジェクトです。

このオプションは、交差するすべての線分およびポリラインを分割します。

等高線や湖といった閉じたオブジェクトは、[交差オブジェクトを分割]操作と[未結合オブジェクトを消去]操作を使用してクリーンアップできます。[交差オブジェクトを分割]を使用して、別個のオブジェクトを作成してから、[ショート オブジェクトを消去]または ERASE コマンドを使用します。編集後に作成されたシェイプが希望どおりのシェイプになっており、閉じた領域が歪んでいないことを確認してください。

注: AutoCAD Map 3D は、交差オブジェクトを分割するときに、許容差の値を参照しません[交差オブジェクトを分割]操作では、複数の画層にまたがる明確な問題を訂正しますが、川や道といった別個のオブジェクトを示す線分を分割することがあります。この問題を回避するには、1 回に 1 つの画層で[交差オブジェクトを分割]を使用するようにします。端点が非常に近い円弧で[交差オブジェクトを分割]操作を使用すると、円弧の重複または延長という結果になることがあります。