測地変換は、座標参照系から地図学変換を実行し、地図学座標系(緯度と経度)を生成します。この地図学座標系はソースとなる座標系と同じデータムに参照されます。測地変換パスは、直接変換が使用できない場合に個々の測地変換を連結して使用します。
たとえば、2 つの図面があり、1 つは地理経緯度 A を使用し、もう1つは地理経緯度 C を使用するとします。もし変換が A から B と、A から D しかできないとすると、A から C に直接変換することはできません。変換が B から C と、D から C に定義されている場合は、AutoCAD Map 3D はこれらの中から 1 つを選択する必要があります。A から B へ変換し、さらに C へ変換することも可能ですが、A から D に変換し、その後 C へ変換したいとします。
A から D、その後 C という変換パスが使用されるようにするには、変換オプションを特定の測地変換パスとして定義します。一度パスを定義すると、AutoCAD Map 3D は常にその定義されたパスを使用します。元の定義を使用するパスを追加できます。また、逆方向のパスを追加することもできます。