数値関数

数値関数は、[数学関数]メニューで利用できます。これらの関数は、数値に作用し、数字を四捨五入し、切り捨てます。または、数値が負であるか、正であるかを判定します。これらの関数は、ラスター、WFS、および WMS のプロバイダを除く、すべてのデータ プロバイダに利用できます。

空間フィーチャの式を作成するには、次の数値関数を使用できます。

関数 定義 構文

CEIL

数字を次に大きい整数に切り上げます。戻り値は入力データ型を使用します。

例: CEIL(2.6)=3

CEIL(-2.6)=-2

CEIL(数値プロパティ)

CEIL(パーツ コスト)

FLOOR

数字を次に小さい整数に切り捨てます。戻り値は入力データ型を使用します。

例: FLOOR(2.6)=2

FLOOR(-2.6)=-3

FLOOR(数値プロパティ)

FLOOR(パーツ コスト)

ROUND

数字を四捨五入して、指定の小数点数以下桁数にします。戻り値は入力データ型を使用します。

例: ROUND(1.476,2)=1.48

ROUND(Numeric_Property], 小数点以下桁数)

ROUND(パーツ コスト,2)

SIGN

数字の符号を見つけます。数字が正の場合は 1 を返します。数字が 0 の場合は 0 を返します。数字が負の場合は -1 を返します。戻り値には Int16 データ型を使用します。

例: SIGN(-3.76)=-1

SIGN(数値プロパティ)

SIGN(区画販売利益)

TRUNC

日付プロパティを指定の書式に切り捨てます(「YEAR」、「MONTH」、「DAY」、「HOUR」、または「MINUTE」)。

または

数値プロパティを切り捨てて、指定の小数点以下桁数にします。戻り値は入力データ型を使用します。

例: TRUNC(1.476, 2)=1.47

この関数は DOUBLE を返します。

TRUNC(日付プロパティ, 書式')

TRUNC(数値プロパティ, 小数点以下の桁数)

TRUNC(修理日付, '曜日')

または

TRUNC(Repair_Cost, 2)