式で色を使用する

式で色を指定する場合は、次のいずれかを使用することができます。

AutoCAD カラー インデックス(ACI)

ACI カラー名(red、yellow、green、cyan、blue、magenta、および white)、ACI インデックス番号(0 ~ 256)、BYLAYER(256)、または BYBLOCK(0)を使用して、色を指定することができます。

例:

RGB トリプレット

RGB トリプレットでは、色を構成する三原色(赤、緑、青)の分量を指定します。赤、緑、青それぞれの強度を表す値を指定します。値の組み合わせによって、さまざまな色を作成することができます。指定できる最小値は 0、最大値は 255 です。

RGB 色は、赤、緑、青それぞれの値をカンマで区切って指定します。このとき、3 つの値を単一の引用符で囲みます。たとえば、赤なら '255,0,0'、シアンなら '0,255,255' と指定します。

使用可能な演算子は =、<、> のみです。

例:

カラー ブックと色名

PANTONE のようなサードパーティのカラー ブックや、ユーザ定義のカラー ブックも指定できます。

カラー ブックの色は、カラー ブック名と色名をカンマで区切って指定します。このとき、文字列全体を単一の引用符で囲みます。たとえば、「Pantone process coated cyan」を指定する場合は、'Pantone(R) process coated, PANTONE Process Cyan C' と入力します。カラー ブック名と色名は正確に入力してください。

色名またはカラー ブック名が不明な場合は、[色選択]ダイアログ ボックスを表示します。[カラー ブック]タブで、カラー ブック名と色名を確認することができます。

カラー ブックの追加方法を確認したい場合は、[色選択]ダイアログ ボックスの[カラー ブック]タブをクリックし、[ヘルプ]ボタンをクリックします。

使用可能な演算子は =、<、> のみです。

例:

色を組み合わせる

有効な色の範囲を指定するときには、任意の色を組み合わせることができます。組み合わせる色をカンマで区切って指定します。ACI カラーの場合は、連続する範囲を指定することもできます。たとえば、1,5,[7,11],'255,128,64','Pantone(R) process coated, PANTONE Process Cyan C' と指定します。