自動チェックアウトについて

編集内容をキューに入れ、一度にまとめてソースに保存することも、作業を進めながら保存することもできます。編集結果を自動的に更新するには、[自動更新]([修正]タブ、[編集セット] パネル)をオンにします。

[自動更新]がオフの場合(既定)、変更内容はチェック インするまでローカルに残ります。

[自動更新]がオンの場合、AutoCAD Map 3D は、チェック アウトしたフィーチャに行われた編集内容を、フィーチャ ソースに直ちにセーブ バックします。何らかの理由で更新が失敗した場合、この設定はオフのままになります。行った変更を元に戻したり(手元の図面のバージョンをチェック インされたものと一致するようにする)、図面をチェック アウトして編集内容を再入力し、それをチェック インすることができます。

注: [元に戻す]を使用しても、このコマンドは無効にはなりません。チェック アウトをキャンセルしても、変更内容が破棄されたり、チェック アウト前の状態にフィーチャが復元されることはありません。

[自動更新]の既定設定を変更できます。·

SHP および SDF データの画層を作成すると、それらの画層を初めて編集するときに、AutoCAD Map 3D はローカル キャッシュを作成することがあります。大きなファイルの場合、これは時間がかかることがあります。これを回避するには、大容量の SDF ファイルおよび SHP ファイルの場合に[自動更新]をオンにします。

パーシステント ロック

フィーチャ ソース プロバイダがパーシステント ロックをサポートしていて、[自動更新]がオンの場合、フィーチャのチェック アウトによって、そのフィーチャがロックされ、フィーチャのチェック インによってフィーチャのロックが解除されます。フィーチャのロックを解除するには、それらをチェック アウトし(フィーチャをロックしたユーザである場合)、再びチェック インします。

フィーチャ ソース プロバイダがパーシステント ロックをサポートしていて、[自動更新]がオフの場合、フィーチャのロックを解除するには、[チェック アウトをキャンセル]を使用します。この場合、フィーチャへの変更は保存されません。これを実行する場合、チェック アウトしたフィーチャの状態とフィーチャ ソース内のフィーチャを同期させます。つまり、ローカルに作成した新しいフィーチャを削除し、ローカルに変更または削除したフィーチャをフィーチャ ソースのバージョンで置き換えます。

リビジョン番号

一部のプロバイダ(Oracle、SQL Server、MySQL など)はリビジョン番号をサポートしており、フィーチャ ソース内のフィーチャに変更をコミットするたびにフィーチャの数値が増加します。これにより、AutoCAD Map 3D はフィーチャが他のユーザによって編集されたかどうか確認します。フィーチャをチェック アウトしている間に、他のユーザがフィーチャを変更した場合、リビジョン番号の競合が発生することがあります。これは、オフラインのときにフィーチャをチェック アウトした場合や、フィーチャ ソース プロバイダがパーシステント ロックをサポートしていない場合に発生する可能性があります。そのような場合、他のユーザのフィーチャへの変更を上書きできません。代わりに、[自動更新]をオフにし、競合しているフィーチャの[チェック アウトをキャンセル]を選択します。