概要 - 仕様をディジタイズする

MAPDIGITIZE[ディジタイズ]コマンドで提供されるオプションを使用するには、ディジタイザを設定して、マップを登録する必要があります。

データをアタッチする

ディジタイズの際に、データをオブジェクトにリンクすることができます。データは AutoCAD Map 3D にブロック属性として格納できますが、次のいずれかの方法で、より高度なデータ分析を実行できます。

ラベル点

ラベル点は、ディジタイズ オブジェクトを説明するテキストの挿入点です。ディジタイズの際に、各オブジェクトのラベル点を指定することができます。

画層

図面で使用する画層に関する計画を立てます。画層とは、データの編成と表示を単純化するためにデータが論理的にグループ化されたものです。詳細は、オンライン ヘルプの索引で「画層, 作成」を検索して参照してください。

種類の異なるマップ データを表すオブジェクトは、それぞれ別の画層に置きます。 たとえば、海岸線を表すポリラインは COASTLINE という名前の画層に置き、州間高速自動車道は INTERSTATE という名前の画層に、土地の境界は LOTS という名前の画層に置く、というように割り当てます。

画層名のスキームを決めていない場合は、一部のディジタル ソース データの中にある数値フィーチャ分類コードを使用して作成できます。たとえば、主要道路は「170-201」という画層に置かれます。機能を示唆する名前と、ワイルドカードおよび画層名のグループによる選択が可能な構造とを組み合わせると、より分かりやすい命名規則となります。たとえば、すべてのトポロジ オブジェクトを TP で始まる画層に置くように決めるとします。 この場合、川は TP_RIVERS という名前の画層に置き、等高線は TP_CONTOURS という名前の画層に置きます。地形データを含む画層をすべて凍結、凍結解除、ロックまたはロック解除するには、TP* という式を使用します。ワイルドカード文字の詳細は、オンライン ヘルプの索引で「ワイルドカード文字」を検索して参照してください。

ブロック名または線種

現在の図面で使用できるブロックを使ってノードを表すには、ブロック名または、ブロック名の ACAD_POINT を選択します。

ACAD_POINT を選択すると、各ノード位置に点オブジェクトが置かれます。点オブジェクトの外観を変更する方法については、オンライン ヘルプの索引で「DDPTYPE」を検索して参照してください。

境界、道路および水路の種類を示す場合は、できるだけ AutoCAD Map 3D で提供されている線種を使用するようにしてください。標準の線種を使用すると、マップ間で整合性がとれ、ディジタイズした内容を常に把握するのに役立ちます。線種はそれぞれ異なる画層と関連付けてください。

オブジェクト スナップ

オブジェクト スナップを使用して、ノードまたはセグメントを、既に配置されているリニア オブジェクトに結び付けます。たとえば、管、道路、または線路の連結点を配置するには、常にオブジェクト スナップを使用します。