イメージを挿入するときは、次のオプションを設定できます。
- 基礎とする配置設定
- 挿入点(地理参照配置設定情報)
- 回転角度
- 尺度
- 解像度
- 挿入点と解像度の単位
- 色
配置設定を修正すると、AutoCAD Map 3D は変更内容を図面上で保存します。
配置設定
- [基礎とする配置設定]: 選択可能な、基礎とする配置設定が表示されます(次の「基礎とする配置設定」を参照)。ソースがリストにない場合は、そのソースがイメージ ファイルとは別のフォルダにあるか、指定されたリソース ファイル パスに存在しないリソース(.res)ファイルである可能性があります。
注: リソース ファイル(.res)のパスを指定するには、コマンド プロンプトに mapioptions と入力します。[パス]タブを選択します。
- [挿入点]: 挿入点は、回転角度が適用される前には、イメージの左下コーナーにあります。
[ソース]タブの挿入点の値には、[イメージ挿入]ダイアログ ボックスの[ソース]タブの下部で指定されている単位が使用されます。[挿入]タブの挿入点の値は、現在の AutoCAD Map 3D 作図単位に変換されています。
挿入点の設定を編集するか、[挿入]タブの[クリック]をクリックして図面の挿入点を選択し、図面の位置を指定することができます。
- [回転角度]: 回転角度は度、または AUNITS 変数で設定された単位で示されます。 イメージは、挿入点を軸にして回転します。
- [尺度]: 挿入するイメージに配置設定情報が含まれている場合は、その情報で指定されている尺度でイメージが挿入されます。それ以外の場合は、イメージの計測単位 1 に対し AutoCAD Map 3D の計測単位 1 の尺度係数でイメージが挿入されます。この尺度を変更して、イメージを図面のベクトル ジオメトリに合わせることができます。 たとえば、ラスター イメージの尺度が 1 インチ = 50 フィートまたは 1:600 で、AutoCAD Map 3D 図面には 1 単位が 1 インチと等しくなるように尺度が設定されている場合は、[挿入]タブの尺度として 600 と入力します。
- [解像度]: ビットマップでは、イメージで使う解像度の単位として dpi が使用されることがあります。 衛星写真では、解像度にマイルが使用されることがあります。この単位は、挿入点にも使用されます。
配置設定が AutoCAD Map 3D の単位にどのように変換されたかを確認するには、[挿入]タブを選択します。配置設定を図面でプレビューするには、[適用]をクリックします。
基礎とする配置設定
イメージを挿入するとき、AutoCAD Map 3D は配置設定ファイルの中からそのイメージの配置設定を検索し、[イメージの配置設定]ダイアログ ボックスの[基礎とする配置設定]リストに表示されます。次のような情報がリストに表示されます。
- ワールド ファイル(ファイル拡張子は不定)
- リソース ファイル(.res): リソース ファイルに対しては別の場所を指定できます。「リソース ファイル フォルダを設定するには」を参照してください。
- タブ ファイル(.tab)
- イメージ ファイル: イメージの特定のタイプでは、配置設定データをイメージ ファイルの一部として保存することができます。これらのファイル タイプには、RLC、IG4、IGS、GeoTIFF の GeoTags、または GeoSPOT の HDR ファイルがあります。
- 既定値: [ラスター拡張機能オプション]ダイアログ ボックスの[イメージの既定値]タブで設定した値です。