変換テンプレートについて

現在のマップに Transformer というポイント フィーチャ クラスが含まれるとします。TRANSFORMER というシンボルを使用するように Transformer ポイントのスタイルを設定する場合、変換後の図面で同様に表示されるように、TRANSFORMER というマッピングに AutoCAD ブロックを追加します。変換プロセスでマップに同じ名前のブロックが見つからない場合、そのポイントはプレーンな AcDb ポイントに変換されます。または、現在のマップを AutoCAD に保存ウィザードを使用するときに、指定するテンプレートに TRANSFORMER ブロックを追加することもできます。いずれの場合でも、変換プロセスでは変換後のポイントに TRANSFORMER ブロックが使用されます。

テンプレートを作成すると、AutoCAD で、AutoCAD Map 3D とは異なる方法でマップのスタイルを設定する必要がある場合にも役立ちます。たとえば、特定の同僚またはコンサルタントの図面にマップを変換する場合、テンプレートを使用して、その相手が希望または要求するスタイル設定を指定できます。この場合、テンプレートで参照される TRANSFORMER ブロックは、自分のマップとは異なる外観にすることができます。テンプレートを指定する場合、変換時には常にテンプレート バージョンが使用されます。

注: AutoCAD Map 3D 2016 では、強化されたスタイル設定オプションが追加されました。結果として、古い線種には「-old」というフレーズが追加されました。古いスタイル設定オプションを使用する図面を変換すると、変換プロセスでは、まずそのままの名前の AutoCAD 線種が検索されます。その名前で見つからない場合、「-old」サフィックスを除いた名前で AutoCAD 線種が検索されます。2012 よりも前のリリースのスタイルを使用する場合、そのスタイルが指定した線種にマッピングされるように、末尾に -old を含む線種を作成できます。

テンプレートを使用する以外に、ハッチング パターン ファイルを使用する変換プロセスに使用されるハッチング パターンの外観をコントロールできます。ハッチング パターン ファイル(*.pat)は起動度に AutoCAD にロードされ、任意の DWG ファイルで使用できます。これらのファイルで、マップに使用したフィル スタイルに名前が一致するハッチング パターンを変換プロセスで検索する場合、変換後の図面では同じ名前のハッチング パターンが使用されます。