3ds Max 2012 におけるドキュメントの変更点
         
          このトピックでは、3ds Max の 2012 リリースで MAXScript リファレンスに対して行われた変更について説明します。「3ds Max 2012 MAXScript の新機能」も参照してください。 
         
          
            新しいオーサリング システム - 新しいリファレンス形式
            
 
            以前から MAXScript リファレンスを使用している場合は、このバージョンでの大きな違いに気付くことでしょう。すべての Autodesk 製品の完全なドキュメントが
               XML ソースに基づく統合されたパブリッシュ システムに移動されており、長期的にエンド ユーザとドキュメント作成者の両方にとって大きな改善となるはずです。 
            
 
            次のような利点があります。 
            
 
               - 新しいシステムは HTML、CHM、Wiki ページなどの複数の出力対象をサポートしており、オンライン バージョンのいっそう迅速で頻繁な更新と、Wiki エントリによる新しいドキュメント管理方法に対応しています。
                  
               
 
               - ソースは XML タグを使用して書式設定されているので、スタイル シートを変更することで簡単に完全な公開情報を再定義できます。 
 
               - ソースは一元管理されたサーバで管理されるので、バージョン管理やオフライン出力のコンパイルなど、作成者間での共同作業が向上します。 
 
               - 一元的なバージョン管理とアクセスにより、ドキュメントをいっそう短時間でローカライズできます。 
 
               - MAXScript リファレンスの各ページには、標準的な 3ds Max ユーザ マニュアルと同じフィードバック リンクが設けられています。 
               
 
               - 相互参照リンクは固有のリソース識別子(GUID)に基づくようになっており、リンクが切れる可能性が低下します。 
 
               - MAXScript リファレンスのルックアンドフィールは 3ds Max のユーザ マニュアルと統一されており、ブレッドクラムや次/前/親ページ リンクなどのヘッダー内のナビゲーション リンクも同じになっています。 
               
 
               - たとえば 3ds Max ユーザ マニュアルと MAXScript リファレンスの間など、さまざまなオンライン ヘルプ ドキュメントの間でページを簡単に相互参照することが技術的に可能です。
                  
               
 
            
 
            現時点ではまだ、以前の CHM 形式の MAXScript リファレンスと比較していくつかの制限があります。 
            
 
               - [インデックス](index)タブでは、MAXScript リファレンスの古いビルドとほぼ同じリンクが提供されますが、インデックス リンクは関連する用語の正確な位置にはジャンプせず、用語が含まれるトピックの先頭にジャンプします。 
               
 
               - 現在の形式では、クリック可能なイメージつまりイメージ マップはサポートされません。これはシステム自体の制限ではなく、ビルド スクリプトの現在の実装の制限なので、将来的には対処されるはずです。このため、クイック ナビゲーションおよびトピック ナビゲーションに戻るのアイコン(青と緑の「風配図」)はクリックできず、実際のナビゲーション用のテキスト
                  リンクが付属しています。 
               
 
               - 古い MAXScript リファレンスでクイック ナビゲーション インデックスまたは用語の説明のために使用されていたポップアップ ページはサポートされなくなっています。このため、クイック ナビゲーション リンクは現在のページから関連するインデックス トピックに移動します。これは小さな違いであり、クイック ナビゲーション インデックスのほとんどは、ソース変換プロセスにおいて自動的に変換されなかったため、最初から作り直されています。
                  
               
 
               - 次のものを除き、カラー コーディングの例はありません。 
                   
               
 
            
 
          
          
            結果
            
 
            ソース変換プロセスでは、テキスト段落、例、イメージなど、内容の大部分は維持されましたが、ほとんどすべての書式設定は失われるか壊れたため、手作業またはカスタム スクリプト(もちろん、MAXScript
               で書かれたもの)で編集しなおす必要がありました。 
            
 
            ドキュメントの外観と操作性を復元するために多大な労力が費やされましたが、4200 以上のトピックは完全には修正されていません。特に、テキスト内のスペース文字の位置に大きな問題があります。テキスト段落内の単語またはコード例内のキーワードが
               1 つの単語として記述されたり、スペースが移動しており、テキストの意味やサンプル コードのブレークに影響する場合があります。 
            
 
            このような問題の大半は修正されましたが、自動的に行うことができないため、ドキュメントにはまだ問題が含まれている可能性があります。書式設定の正しくない文章やサンプル
               コードに気がついた場合は、トピックの最後にあるフィードバック リンクを使用して Autodesk までご連絡ください。ありがとうございます。 
            
 
          
          
            削除されたセクションとトピック
            
 
            MAXScript リファレンスの次の部分は、2012 のビルドから削除されています。 
            
 
               - HTML ヘルプ システムの使用法についてのセクションは、MAXScript リファレンスがさまざまな形式で提供されるようになり、これらのトピックでは CHM ヘルプ
                  ビューワについてのみ説明されているので、削除されました。