マウス カーソル

次のメソッドは、マウス カーソルをコントロールします。

setWaitCursor() 		
setArrowCursor() 	 

これらの関数を使うと、長時間にわたる計算中にシステム待機カーソルを表示して、それを通常のカーソルに置換することができます。場合に応じて、非常に重い 3ds Max 進行状況バーを表示する代わりに、これを実行することができます。3ds Max 自体がこの関数の下で矢印カーソルを復元することがあり(たとえば、 loadMAXFile() を指定した場合)、そのような呼び出しの後でカーソルを再表示しなければならない場合があります。

   

setSysCur <name>   

現在のシステム カーソルを 3ds Max の標準カーソルのいずれかに設定します。有効な <name> 値は次のとおりです。

   

#move #rotate #uscale #nuscale #squash #select #arrow 
注: setSysCur #squash では、不均等スケール カーソルが表示されます。

   

次の3ds Max システム グローバル変数はマウスに関連付けられています。

mouse.mode 

マウス モードを <integer> 値で取得する読み込み専用変数です。

戻り値:

0 - アイドル状態

1 - ポイント

2 - 移動

   

mouse.buttonStates 

マウス ボタンの状態を 3 つの要素の <bitArray> で取得する読み込み専用変数です。ビットの順序は、#Left, Middle, Right です。

注:

マウスの右ボタンに関しては、常に正しい状態が返されるとは限りません。右クリックして右クリック メニューを表示した後で、ビューポート内をクリックしてメニューを解除しても、マウスの右ボタンは押されているものとして報告されます。

   

mouse.pos 

現在アクティブなビューポートのマウスの位置を <point2> 値で取得する読み込み専用変数です。座標はピクセル単位の値です。現在アクティブなビューポートが、トラック ビュー、スケマティク ビュー、リスナーなどの 2D ビューの場合、座標は最初の非 2D ビューポート内にあります。

   

mouse.screenpos 

画面上のマウスの位置を <point2> 値で取得する読み込み専用変数です。座標は画面の左上隅に相対的なピクセル値です。

   

mouse.inAbort 

マウス プロシージャが現在、中止の処理中であれば true、そうでない場合は false を含みます。キュー内のジョブの数を返します。

3ds Max 2008 以降 で使用可能です。従来、Avguard 機能拡張として提供されていた機能です。