ロールアウト フロータとダイアログに関する位置とサイズの操作の修復

3ds Max 5 の MAXScript 言語に関する改良点

MXS ロールアウト フロータとダイアログ ボックスのサイズと位置を操作する方法が統一されています。従来は、ウィンドウのサイズを指定した場合、ウィンドウ全体のサイズが調整されていました。現在のバージョンでは、クライアント ウィンドウのサイズが調整されます。また、OS と選択したフォントの大きさに応じてウィンドウ境界線のサイズが変わっていたため、作成するダイアログ ボックスやフロータのサイズを把握できませんでした。現在のバージョンでは、あらゆる場合に、サイズはウィンドウのクライアント領域を示し、位置はクライアント ウィンドウを示します。moved ハンドラと resized ハンドラに値を渡した場合も、同じ結果になります。

moved ハンドラと resized ハンドラの事前呼び出しは、削除されています。これらのハンドラは、ユーザが UI またはスクリプトを使ってダイアログ ボックスまたはフロータの位置やサイズを変更したときにだけ、呼び出されます。

次のプロパティが追加されました。

<rollout>.inDialog Boolean, read-only.

createDialog <rollout> で作成したダイアログ ボックスに現在ロールアウトが表示されているかどうかを示します。常時有効です。

<rollout>.inViewport Boolean, read-only.

ロールアウトが現在ビューポートに表示されているかどうかを示します。常時有効です。

<rollout>.open Boolean, read-only.

ロールアウトが現在表示されているかどうかを示します。ロールアウトがコマンド パネルまたはロールアウト フロータに表示されている場合は有効です。

<rollout>.dialogBar Boolean, read-only.

ロールアウト フロータがダイアログ バーとして使用されているかどうかを示します。常時有効です。

<rollout>.height Integer

ロールアウトの高さをピクセルで取得/設定します。ロールアウトがコマンド パネル、ロールアウト フロータ、またはダイアログ ボックスにある場合は有効です。

<rollout>.width Integer

ロールアウトの幅をピクセルで取得/設定します。このプロパティはロールアウトがダイアログ ボックスにある場合にのみ存在します。

次のメソッドが追加されました。

<Point2>GetDialogSize <rollout>

ウィンドウのクライアント領域のサイズを返します。

これは、次のコードと同じです。

point2 <rollout>.width <rollout>.heigh