Map Server のトラブルシューティング

WMS/WFS の保存

Infrastructure Map Server を WMS および/または WFS server として設定するには

  1. [Infrastructure Map Server - Site Administrator]から、[Configure WMS]または[Configure WFS]をクリックし、Web Server Extensions コンポーネントがインストールされているシステムのサーバ名またはポートでサーバ名フィールドを更新します。 IIS へのインストールの場合は、8808 ポートを削除します。
    注:

    スクリプト名(パス) mapserver/mapagent/mapagent.fcgimapserver2013/mapagent/mapagent.fcgi に変更します。

  2. Infrastructure Studio で次の手順を実行します。
    1. WMS/WFS にアドバタイズする画層またはフィーチャ ソースを選択します。
    2. 右クリックし、[プロパティ]を選択します。
    3. [サービスのプロパティ]タブを選択し、メタデータを設定します。
注:

WFS プロバイダは現在プレビューのみになります。外部 WFS ソースへの接続はサポートしますが、その他の Map Server WFS ソースへの接続はサポートしません。

Infrastructure Map Server - Web Map Service を有効にし、サポートされていない SRS コードを使用する

現象: Autodesk Map Server で request=GetMap 演算を使用すると、要求の形式が正しく、有効な EPSG コードを使用している場合でも、InvalidSRS 例外で失敗します。

背景: OGC WMS 標準では、空間参照システム(SRS)に European Petroleum Standards Group の指示が使用されています。この形式は EPSG:nnnn であり、ここで nnnn は数値です。たとえば、WGS 84 は "EPSG:4326" と表され、US フィート/NAD83 のカリフォルニア ゾーン 1 は "EPSG:2225" と表されます。Autodesk Map Server で使用される座標系ライブラリには、EPSG コードに対するサポートが制限されています。

解決策: Autodesk Map Server は EPSG コードを、座標系ライブラリが使用できる OGC Well Known Text(WKT)に変換することによって、このサポートの制限を克服しています。

Infrastructure Map Server - Web Map Service を有効にし、サポートされていない SRS コードを使用するには

  1. 問題の SRS の Well Known Text(WKT)文字列を見つけます。WKT 文字列は次のように表示されます。
    GEOGCS["WGS 84", 
    DATUM["WGS_1984", 
    SPHEROID["WGS 84",6378137,298.257223563,AUTHORITY["EPSG","7030"]],        
    TOWGS84[0,0,0,0,0,0,0],AUTHORITY["EPSG","6326"]], 
    PRIMEM["Greenwich",0,AUTHORITY["EPSG","8901"]], 
    UNIT["degree",0.0174532925199433,AUTHORITY["EPSG","9108"]], 
    AXIS["Lat",NORTH],AXIS["Long",EAST],AUTHORITY["EPSG","4326"]]
    
  2. 任意のテキスト エディタを使用して、サーバ インストールの Wms フォルダ内にある OgcWmsService.config.awd を開きます。ファイルが破損する可能性があるため、ワードプロセッサ等のソフトウェアは使用しないでください。
    注:

    変更する前に、このファイルをバックアップします。

  3. このファイルで SRS.WKT.map の定義を見つけます。
  4. </Define> の直前の行に次の行を挿入します:
    <translate from="your:srs">your-wkt-string</translate>
    

    上の行で your:srs を問題が発生している SRS に置き換え、your-wkt-string を SRS の WKT 文字列(手順 1 で説明)に置き換えます。結果は、次の例のようになります(途中省略)。

    <Define item="SRS.WKT.map">
    <translate from="EPSG:21781">PROJCS["CH1903.LV03", ... </translate> 
    <translate from="EPSG:9999">PROJCS["Troublesome.SRS", ... </translate> 
    </Define>
    
  5. ファイルを保存します。
  6. パフォーマンス上の理由から、このファイルはキャッシュされるため、Web サーバ(IIS または Apache)を停止し、再起動します。
  7. 問題の SRS を使用して、WMS GetMap 要求が機能することを確認します。

この定義には、<translate from=""></translate> 要素を任意の数だけ挿入することができます。ただし、これらを使用することで、メモリおよびパフォーマンスが消費されるため、必要なものだけ定義し、必要のないものは削除することをお勧めします。