ネットワーク製品のライセンス借用の一般的なガイドラインを説明します。
ライセンス借用は、ネットワーク ライセンスのオプション機能です。Windows サーバで、LMTOOLS を使用してライセンス借用を設定できます。
ネットワーク ライセンス バージョンのオートデスク製品を使用し、ネットワークがライセンス借用機能を提供している場合に、ネットワーク環境の外でオートデスク製品を使用するために、指定された期間、ネットワーク ライセンス サーバから製品のライセンスを借用することができます。ライセンスを借用するときに設定した借用期限になると、ライセンスは自動的にライセンス サーバに返却されます。期限前にライセンスを返却することもできます。最大借用期間は 6 カ月です。
借用ライセンスの期限を覚えていなくても、次の 2 つの方法で日付を調べることができます。[ヘルプ] [バージョン情報]をクリックして[製品のライセンス情報]ダイアログ ボックスを調べるか、製品によっては、ステータス トレイ(画面の右下コーナー)の[借用]アイコン上にカーソルを移動します。
借用期限になると、借用ライセンスは自動的にライセンス サーバに返却されます。コンピュータを再びネットワークに接続すると、オートデスク製品をネットワークで実行したり、ライセンスを再び借用することができます。
既定の借用期間は 180 日、つまり 6 カ月です。実際には、これは通常必要とされる以上に長い期間であり、借用されたライセンスが活用できなくなる危険性に長期間さらします。たとえば、ライセンスがラップトップ コンピュータ上にあり、そのコンピュータが盗難されたり破損した場合、ライセンスを簡単に返却することはできません。オプション ファイルを使用してライセンス借用の動作を環境設定することにより、既定の借用期間を指定したり、借用可能なライセンスの数を制限したり、ライセンスを借用できる特定のユーザのリストを設定することができます。
ライセンスを借用する方法として、オートデスク製品のライセンス借用機能の使用をお勧めします。一部のサードパーティの借用ツールも使用できますが、それらのツールは、ご使用のオートデスク製品のライセンス借用に対応していなかったり、互換性がない可能性があります。その他のサポートされているライセンス借用ツールには、オートデスク ライセンス借用ユーティリティ(オートデスク製品に同梱)と、Windows サーバの Autodesk Network License Manager のコンポーネントである LMTOOLS ユーティリティのライセンス借用機能があります。
他のライセンス借用ツールがアクティブなときにライセンス借用機能を使用するには、次の手順でオートデスク製品のライセンスを借用する必要があります。