マップ

マップ(MgMap オブジェクト)は、マップ定義リソースから作成されます。マップ定義には、次のようなマップの基本情報が含まれています。

• マップ内で使用される座標系
• 初期マップ範囲
• マップ内の画層の画層定義の参照

MgMapオブジェクトが作成されると、マップ定義のデータで初期化されます。ユーザがマップを操作すると、MgMap が変更される可能性がありますが、マップ定義は変更されません。

マップはセッション リポジトリに保存されるため、同じセッションのすべてのページに利用できます。ライブラリ リポジトリにマップを保存することはできません。

マップの作成はビューアによって処理されます。ビューアが最初にロードされるとき、セッション リポジトリにマップが作成されます。マップ名は、マップ定義名から付けられます。 たとえば、Web レイアウトが Sheboygan.MapDefinition という名前のマップ定義を参照する場合、Viewer は Sheboygan.Map という名前のマップを作成します。

アプリケーションがビューアを使用しない場合、マップを作成して、リポジトリ自体に保存することができます。これを行うには、ページで次の操作を行います。

• MgMap オブジェクトを作成します。
• マップ定義から MgMap オブジェクトを初期化します。
• 名前がMgMap に格納されます。
• セッション リポジトリにマップを保存します。

たとえば、次のコード セクションでは、Sheboygan.MapDefinition に基づいて Sheboygan.Map という名前の MgMap オブジェクトを作成します。

$mapDefId = new MgResourceIdentifier(
  "Library://Samples/Sheboygan/Maps/Sheboygan.MapDefinition");
$map = new MgMap();
$mapName = $mapDefId->GetName();
$map->Create($resourceService, $mapDefId, $mapName);
 
$mapId = new MgResourceIdentifier(
  "Session:$sessionId//$mapName." . MgResourceType::Map);
$map->Save($resourceService, $mapId);