ジャンプ先: 概要. 戻り値. フラグ. MEL 例.

概要

choice [-attribute string] [-controlPoints boolean] [-index uint] [-name string] [-selector name] [-shape boolean] [-sourceAttribute name] [-time time] [objects]

choice は、取り消し可能、照会可能、および編集可能です。

choice コマンドは、入力を特定の基準(通常は時間ベース)に基づいたアトリビュートに変更するメカニズムを提供します。たとえば、オブジェクトをフレーム 1 から 30 までモーション パスでアニメートし、フレーム 30 から 50 までキーフレーム アニメーションに追従させ、フレーム 50 の後はモーション パスに戻します。または、リボルブ サーフェスであれば、トランスフォームの回転値の一部に従って Input カーブを変更することもできます。

choice コマンドは選択したオブジェクトの指定したアトリビュートすべてに choice ノード(まだない場合)を作成します。アトリビュートがすでに何かに接続されている場合、接続された側は次に choice ノードの入力の i 番目のインデックス(または、-in/index フラグが指定されていない場合、次に使用可能な入力)に再度接続されます。ソース アトリビュートが指定されている場合、そのアトリビュートは choice ノードの i 番目の入力に接続されます。

choice ノードは、その Selector アトリビュートの値で操作し、出力を通してどの入力アトリビュートを渡すかを定義します。入力アトリビュートはどのタイプにもできます。たとえば、Selector アトリビュートが(1,1)、(30,2)と(50,1)のキーフレームが設定されたアニメーション カーブで接続されている場合、choice ノードは、time1 から 30 と time50 より後では input[1] から、time30 から 50 では input[2] からデータを渡すといることです。

このコマンドは、作成または変更された choice ノードの名前を返します。アニメーション カーブにキーフレームが追加されている場合、インデックス(またはアニメーション カーブの値)が指定されます。

戻り値

string[]セレクタ キーフレームが作成されたアトリビュートの、新しく作成/変更された choice ノードです。
例:choice1.input[3] choice2.input[3]

照会モードでは、戻り値のタイプは照会されたフラグに基づきます。

フラグ

attribute, controlPoints, index, name, selector, shape, sourceAttribute, time
ロング ネーム(ショート ネーム) 引数タイプ プロパティ
-attribute(-at) string createmultiuse
choice ノードを作成する必要のあるアトリビュートを指定します。既定は、指定したオブジェクトのキー設定可能なすべてのアトリビュートです。このフラグが照会可能でなくても、指定したオブジェクトのどのアトリビュートを照会するかを指定することができます。

照会モードでは、このフラグに値が必要になります。

-controlPoints(-cp) boolean create
アトリビュートのリストにシェイプのコントロール ポイントを含めるかどうかを明示的に指定します(「-s」フラグを参照)。既定: false
-index(-in) uint createquery
ソース アトリビュートを接続する、choice ノードのマルチ入力インデックスを指定します。照会すると、指定した -t/time ごとに整数のリストを返します。これは、その時間に使用する choice ノードのマルチインデックスを示します。
-name(-n) string createquery
新しく作成された choice ノードに付ける名前です。照会すると、文字列のリストを返します。
-selector(-sl) name createquery
choice ノードのセレクタとして使用されるアトリビュートを指定します。指定した時間のセレクタの値で、choice ノードのマルチインデックスのうちどれを使用するかを定義します。このフラグは編集のみ可能です(作成時間に指定できません)。照会すると、文字列のリストを返します。
-shape(-s) boolean create
トランスフォームの下にあるシェイプのアトリビュート(「controlPoints」以外)もすべて考慮します。既定: true
-sourceAttribute(-sa) name create
-t/time で指定した時間に選択される、choice ノードに接続するアトリビュートを指定します。
-time(-t) time createmultiuse
choice ノードが、指定したソース アトリビュート、またはソース アトリビュートが指定されていない場合は現在接続されているアトリビュートを使用する時間を指定します。既定は現在時間です。このフラグは照会できませんが、ほかのアトリビュートを照会する時間を指定することができます。

照会モードでは、このフラグに値が必要になります。


フラグはコマンドの作成モードで表示できます フラグはコマンドの編集モードで表示できます
フラグはコマンドの照会モードで表示できます コマンド内でフラグを複数回使用できます。

MEL 例

// This example animates an object airplane along a motion path
// from frames 1 to 30, then continues with keyframe animation until
// frame 50, then returns to the motion path at frame 50.
string $path = `curve -d 3 -p -10 0 0 -p -6 0 10 -p -3 0 -10 -p 10 0 0 -k 0 -k 0 -k 0  -k 1 -k 1 -k 1`;
polyPlane;
pathAnimation -c $path -stu 1 -etu 100 pPlane1;

// Set a choice node on the path animation, ensuring that the choice
// selects path animation from 1 to 30, and then returns at 50.
choice -at ty -t 1 -t 30 -t 50 pPlane1;

// Start a new kind of choice at time 31
choice -at ty -t 31 pPlane1;

// Create some keyframe animation between times 31 and 49
currentTime 31;
setKeyframe -at ty pPlane1;
move -r 1 2 3;
setKeyframe -at ty -t 40 pPlane1;
move -r 4 5 6;
setKeyframe -at ty -t 49 pPlane1;

// Note that the -at/attribute and -t/time flags are not
// queryable in themselves, but they can be used to
// modify the choice nodes to query.

// What is the attribute that is connected to the pPlane1.ty choice node's
// selector attribute?
choice -at ty -query -sl pPlane1;

// Which indices will be evaluated for the choice node to pPlane1.ty
// at the given times?
choice -at ty -t 1 -t 30 -t 50 -query -in pPlane1;