このセクションには、ヘアの束およびヘア全体のシェイプを制御するアトリビュートが含まれます。
各毛根に対してレンダーされるヘアの数です。
テクスチャを使用してヘア密度を制御します。使用するテクスチャは、2D テクスチャでなければなりません。
レンダー時にスムーズに補間されるセグメントの数を定義します。エルミート(Hermite)補間は、カールや細かい要素にディテールを加え、ラインのシェイプをスムーズにします。追加されたセグメントはレンダリング表示にのみ影響し、ダイナミック シミュレーションには影響しません。
短めのヘアの割合を制御します。
ヘアの主軸を中心に束のグループを回転するときの角度です。
ヘアの束全体の回転角度がヘアの主軸にどの程度準じるかを定義します。幅の広い束の場合、その端はツイストされている方がうまくブレンドされるため、この値が0に近いほど短くまっすぐなヘアの処理に適しています。この値が 1.0 の場合、ヘアの束のクロス セクションは常にチューブの方向に直行しており、長く比較的細い束の処理に適しています。この値が 0 の場合、クロス セクションはヘアの束の開始地点でサーフェスの法線に直行します。
ダイナミック ヘアのグループの基本幅または最大幅です。
ヘアのグローバル幅です。
ランプ(グラフ)を使用して、ヘアの束の幅を定義できます。束の幅スケール(Clump Width Scale)は、ヘアの束の根元から先端までの幅に影響します。グラフの左側が根元、右側が先端にあたります。ヘアの束の端が先端部分になるようにする場合は、右の値を左より小さくします。このアトリビュートは束の幅(Clump Width)のパラメータ値に掛けられるため、値が 1.0 の場合、束の幅(Clump Width)は変更されません。また、束の幅(Clump Width)アトリビュートが 0 の場合、このパラメータには効果がありません。
ランプ(グラフ)を使用して、ヘア全体のシェイプの幅を定義できます。ヘアの幅スケール(Hair Width Scale)は、ヘアの根元から先端までの幅に影響します。グラフの左側が根元、右側が先端にあたります。このアトリビュートはヘアの幅(Hair Width)パラメータの値に掛けられるため、値が 1.0 の場合ヘアの幅(Hair Width)は変更されませんが、ヘアの幅(Hair Width)アトリビュートが 0 の場合、このパラメータには効果がありません。
ランプ(グラフ)を使用して、ヘアの束にカールを定義できます。束のカール(Clump Curl)は、ヘアの束の主軸のカール具合を制御します。グラフの左側が根元、右側が先端にあたります。ランプの中央値(0.5)ではまったくツイストがありませんが、これより大きい値は正方向のツイスト、小さい値は逆方向のツイストが適用されます。
ランプ(グラフ)を使用して、ヘアの束の平坦の度合いを定義できます。束の平面度(Clump Flatness)は、ヘアの束の根元から先端までの平坦さに影響します。グラフの左側が根元、右側が先端にあたります。
この値は、現在のヘア システムのヘアの束間の補間の総数を指定します。束の補間(Clump Interpolation)は、各ヘアの束に対して、最近接する束を 3 つ評価し、次のことを行います。
束の補間(Clump Interpolation)の値が高いほど、ヘアの束のヘアが分散しているように見えます。これはあまり目立たないヘアの束でスムーズな連続的な頭を作成する場合に便利です。
このアトリビュートは、現在のヘア システムのヘアの束全体に対して、全体的なエフェクトを与えます。このアトリビュートのエフェクトは、低い束の幅(Clump Widths)の値よりも、高い束の幅(Clump Widths)の値でより明らかです。束の補間(Clump Interpolation)の既定は 0.0 です。
これは好ましくないヘアの衝突を引き起こす可能性があります。衝突は束の補間範囲内ではなく、オリジナルのヘアの束の境界内でのみ発生します。
この値は、補間可能な束同士の距離を決定します。補間範囲(Interpolation Range)は、現在のヘア システムの束の幅(Clump Width)で乗算し、束の補間に含めることができる束同士の最大距離を決定します。
たとえば、補間範囲(Interpolation Range) 8 は、ヘア ソリューションが束の幅(Clump Width)の値の 8 倍の距離内にある束を探すよう指定します。この範囲外にあるヘアの束はいずれも束の補間には含まれません。
これは、毛根をより自然に見せるためにヘアの束の幅を変えたい場合に便利です。補間範囲(Interpolation Range)の既定は 8.0 です。