ダイナミクスの開始フレームを設定する

ダイナミクスを評価する場合、存在時間(age: 年齢)が 0 の各パーティクルについて作成時のエクスプレッションが 1 回実行されます。アニメーション時間またはパーティクルの現在のタイムが変化し、パーティクル オブジェクトの開始フレーム(Start Frame) (既定ではフレーム 1)以上になった場合には必ず、ダイナミクスが評価されます。

アニメーション時間が変化するのは、アニメーションの再生、巻き戻し、その他の手段により、表示される現在のフレームを変更した場合です。

放出されるパーティクルの存在時間は、そのパーティクルが放出されるフレームにおいて 0 です。

パーティクル ツール(Particle Tool)を使用して作成するパーティクルの存在時間は、開始フレーム(Start Frame)以前のフレームでは 0 です。既定のアニメーション フレーム レンジと開始フレーム(Start Frame)を使用する場合、アニメーションをフレーム 1 に巻き戻すと、パーティクルの存在時間が 0 に戻ります。

タイム スライダの開始フレームを開始フレーム(Start Frame)よりも大きな値に設定すると、アニメーションの巻き戻しによりパーティクルの存在時間が 0 よりも大きくなる可能性があるので注意してください。この場合、パーティクルの作成ルールは実行されません。

ヒント: アトリビュート エディタ(Attribute Editor)内で次のようなオプションを設定すると、オブジェクトのパーティクルの存在時間をワークスペース内に表示することができます。パーティクル シェイプ(particle shape)パーティクル レンダー タイプ(Particle Render Type)数値(Numeric)に設定します。次にアトリビュートを追加(Add Attributes For)の横の現在のレンダー タイプ(Current Render Type)をクリックし、次にアトリビュート名(Attribute Name)フィールドに age と入力してください。こうすると、各パーティクルの隣に存在時間が表示されるようになります。

オブジェクトのパーティクルの存在時間を確認するには、パーティクル エクスプレッションに print (age+"¥n")を入力する方法もあります。詳細については、print を参照してください。