フィールド レンダリング イメージの再構築

フィールド レンダリング イメージとは、NTSC デバイス上のビデオ再生用に設計された、イメージ シーケンス内のイメージのことです。各フィールド、つまりイメージには、フレーム全体の 2 分の 1 しか含まれておらず、各フィールドは別々のファイルに格納されます。この方法でイメージをレンダリングすると、NTSC デバイス上で再生するアニメーションを設計する場合に便利です。しかし、コンピュータ画面でこのイメージを表示したり、他のコンピュータ プログラムに転送したりするには、フル イメージに構築しなおす必要があります。この現象が発生すると、多くの場合ファイル数が半数になり、各ファイルのデータが 2 倍になります。

  1. メイン メニューからファイル > 新しいシーケンス(File > New Sequence)を選択します。
  2. 偶数フィールド シーケンス(Even Field Sequence)という行の定義(Define)をクリックします。シーケンスの定義(Define Sequence)ダイアログが表示されます。
  3. 参照(Browse)をクリックし、作成したアニメーションの最初のファイルを選択します。
  4. ファイルを選択すると、そのアニメーションの正しい情報を元にシーケンスの定義(Define Sequence)ダイアログのフィールドが自動的に更新されます。最初の数ファイルの名前がシーケンス ファイル名(Sequence File Names)の下に表示されます。
  5. OK をクリックしてシーケンスの定義を完了します。このダイアログの詳細については、シーケンスの定義(Define Sequence)ダイアログを参照してください。
  6. 出力フレーム シーケンス(Output Frame Sequence)という行の定義(Define)をクリックします。
  7. 別のシーケンスの定義(Define Sequence)ダイアログが表示されます。参照(Browse)を選択して、使用するディレクトリとその名前を選択できます。名前に数字を含めた場合、最初のフレーム番号として使われます。ファイル名(Filename)フィールドを直接編集する場合、'#' 記号はフレーム番号が配置される位置を示します。オプションを変更すると、シーケンス ファイル名(Sequence File Names)で名前の変更を確認することができます。
  8. 進む(Go)をクリックすると、イメージの構築が始まります。