オンの場合、ラップ デフォーマのターゲット サーフェスはリジッド バインド スキンのように動作し、ウェイトのしきい値(Weight Threshold)が無効になります。ラップ デフォーマのターゲット サーフェスにある各サーフェス ポイントは単一のラップ インフルエンス オブジェクトのポイントのみによって作用されます。
排他バインド(Exclusive Bind)が動作するのは、ポリゴン メッシュのターゲット サーフェスのみです。
オンの場合、ラップ デフォーマはラップ インフルエンス オブジェクトのシェイプの最適なウェイトを自動的に設定します。この設定は、メッシュ上のすべてのポイントがインフルエンス オブジェクトの影響を確実に受ける最小値の最大距離(Max Distance)を計算することで行われます。このオプションの既定はオンです。
ラップ インフルエンス オブジェクトのコンポーネントと変形されるオブジェクトとの距離に基づいたラップ インフルエンス オブジェクトのシェイプの影響を手動で指定できます。ラップ インフルエンス オブジェクトのポイントの密度(CV の数など)に応じて、ウェイトのしきい値(Weight Threshold)を変更するとデフォメーション エフェクト全体の平滑性を調整できます。有効値は、0.000 (スムーズ)から 1.000 (シャープ)です。スライダを使用して、0.000 ~ 1.000 の間で値を選択します。既定は 0.000 です。
ウェイトしきい値(Weight Threshold)、最大距離の使用(Use Max Distance)、最大距離(Max Distance)は、自動ウェイトしきい値(Auto Weight Threshold)がオフの場合にのみ使用できます。
最大距離(Max Distance)の値を設定してインフルエンス領域を制限する場合は、最大距離の使用(Use Max Distance)をオンに設定します。
ラップ インフルエンス オブジェクトのポイントのインフルエンス領域を指定します。最大距離(Max Distance)を使用してインフルエンス領域を制限すると、変形を実行するのに必要なメモリ量を手動で抑えることができます。必要なメモリ量を減らすほど、デフォーマのパフォーマンスが向上します。特に高解像度のラップ インフルエンス オブジェクトを使用するときは、最大距離(Max Distance)アトリビュートを調整するのが非常に効果的です。
ウェイトしきい値(Weight Threshold)アトリビュートの有効範囲は、最大距離(Max Distance)によって指定されるインフルエンス領域内のみです。
最大距離(Max Distance)の値は、ウィンドウ > 設定/プリファレンス > プリファレンス > 設定 > 作業単位(Window > Settings/Preferences > Preferences > Settings > Working Units)を選択し、Maya の作業単位(Working Units) (既定はセンチメートル)で指定します。最大距離(Max Distance)の既定値は 1 です。既定値では、インフルエンス領域は各ポイントから 1 単位以内の距離に限定され、必要なメモリ量を抑えることができます。最大距離(Max Distance)をゼロに設定すると、インフルエンス領域は無限になります。この設定では、メモリの使用量が最大になります。
自動ウェイトしきい値(Auto Weight Threshold)の値を使用すると、最適な開始ウェイトを取得できます。この値を使用した変形を修正したい場合は、自動ウェイトしきい値(Auto Weight Threshold)をオフにして、ウェイトしきい値(Weight Threshold)を手動で調整することができます。最適な値を見つけるには、最初に自動ウェイトしきい値(Auto Weight Threshold)を使用してアトリビュート エディタ(Attribute Editor)に値を表示し、次に目的の変形が得られるまでその値を徐々に減らしていきます。
ラップ インフルエンス オブジェクトをレンダーするかどうかを指定します。オンの場合、ラップ インフルエンス オブジェクトはシーンをレンダーすると可視になり、オフの場合、可視になりません。
次のオプションから選択します。
ラップ インフルエンス オブジェクトのウェイトを計算する場合、ラップ デフォーマは直線距離を使用します。これが既定の設定です。
ウェイトを計算する場合、デフォーマはサーフェス ベースの距離を使用します。このモードでは、上唇と下唇がそれぞれ別に動く口のエフェクトなどのラップ デフォーマ エフェクトを作成できます。
密度の濃いジオメトリを使っている場合に減衰モード(Falloff Mode)をサーフェス(Surface)に設定すると、サーフェス ベースのデフォメーションの計算に必要なリソースが増えるため、パフォーマンスに悪影響を与える可能性があります。