バインド ポーズとは、スキンをバインドするときにスケルトンに設定したポーズです。スキニングした後でキャラクタのスケルトンにポーズを設定すると、スケルトンのアクションによってスキンが変形します。スキンを変形させない唯一のポーズがバインド ポーズです。
選択されたジョイントのみにスキンをバインドした場合でも、バインド ポーズに移動するとスケルトンのすべてのジョイントがバインド ポーズに戻されます。また、スケルトンがグループ ノードにペアレント化されている場合であってもバインド ポーズに戻ることに注意してください。
新規にオブジェクトをバインドする場合は、必ずバインド ポーズに戻ってください。
スキンをバインドすると、各スケルトンにバインド ポーズ(Bind Pose)ノード(既定の名称: bindPosen、n は連番)が作成されます。 バインド ポーズ ノードは、スキニングが行われたときにジョイントのトランスフォーム アトリビュート(移動(Translation)、回転(Rotation)、スケール(Scale))のトラックを記録します。また、バインド ポーズ ノードはすべてのインフルエンス オブジェクトのトランスフォーム アトリビュートのトラックを記録します。バインド ポーズ ノードによって、スキンをバインドした後はいつでも簡単にスケルトンをバインド ポーズに戻すことができます。
コンストレイント、 エクスプレッション、またはキーが設定された IK ハンドルを使用しているときは、バインド ポーズへ戻ることが制限される場合があります。コンストレイント、 エクスプレッション、または IK ハンドルを使用しているときにバインド ポーズに戻したい場合には、これらの機能を実行するノードを無効にする必要があります。これらの機能は、影響を与えるアトリビュートをロックすることがあるため、アトリビュートがバインド ポーズ値にセットされず、バインド ポーズへの復帰が制限される場合があるからです。