次のワークフローは、テクニカル ディレクタが個人でプロジェクトのすべての部門に対してアセットを詳細に定義する必要がある場合に便利です。たとえば、複数の交換が可能なキャラクタと道具が必要なゲームを制作するスタジオを考えます。
テクニカル ディレクタは、キャラクタと道具、それらの相対的なリレーションシップのゲーム要件を把握しています。さらに、モデラー、リガー、アニメータが作成するコンテンツを相互にやり取りする方法も把握しています。
次のワークフローを使用して、テクニカル ディレクタはこれらの要件を各コンテンツのクリエイターに伝えることができます。
- テクニカル ディレクタはゲームのニーズを判断し、部門ごとに必要な成果物を特定します。
- テクニカル ディレクタはアセット テンプレート セットを作成し、アーティストが活用できるように、パブリッシュ済みの名前、パブリッシュ済みノード、ビューを設定します。これにより、作成中のアセットがテクニカル ディレクタが求めるアセットであることを確認するためのガイドラインをアーティストに提供できます。
- アーティストはアセットを開き、部門に適したビューに変更します。
- アーティストは、適切なアトリビュートをテンプレートのパブリッシュ済みアトリビュート名にバインドして、アセットの内部を構築します。テクニカル ディレクタがテンプレートのバインド セットを作成した場合、アーティストは自動バインド(Autobind)を使用してバインド手順を自動的に行うこともできます。
- テンプレートを実行すると、アーティストは下位のパイプラインの他のアーティストに必要なパイプラインを追加してパブリッシュします。
- アーティストはそのアセットを保存し、ディレクタに報告します。
- ディレクタはテンプレート ファイルの完全性をレビューして、新規にパブリッシュされたアトリビュートが標準の制作テンプレートに正しく配置されたことを確認します。
- テクニカル ディレクタは、アセットに最終的な変更を加え、アセットを次の部門に渡すことを承認します。