コマンド ライン レンダリングを設定する

Render コマンドへのパス

Render コマンドは次の場所にあります。

x はリリース番号の最後の桁(1 桁または複数桁)です。たとえば、Maya 201x の場合、Maya 2016 や Maya 2016.5 などを表しています。

Linux でコマンドを使用してレンダーするには、パスをコマンドの一部として含める必要があります。Windows では、パスをコマンドの一部として含めるか、またはこのパスを含めたシステム パスを設定することができます。 Mac OS X では、パスをコマンドの一部として含めるか、または Maya ターミナル ウィンドウを使用することができます。Windows と Mac OS X でのコマンド ライン レンダリングの詳細については、以下のセクションを参照してください。

Windows でのコマンド ライン レンダリングを設定する

Render コマンドを Windows のコマンド プロンプトから実行する場合に毎回コマンド パスを入力しなくて済むようにするには、システムの PATH 環境変数にコマンド パスを追加します。

PATH 環境変数を設定するには

  1. コントロール パネルを開いて システムアイコンをダブルクリックします。
  2. 表示される システムのプロパティウィンドウで 詳細設定 タブに切り替えます。
  3. 環境変数をクリックします。
  4. 環境変数ウィンドウで Path 変数を選択して、編集をクリックします。
  5. 表示されるシステム変数の編集(Edit System Variable)ウィンドウで、変数値(Variable value)C:¥Program Files¥Autodesk¥Maya201x¥bin を追加して編集します。
    注: このフィールド内の変数はセミ コロンで区切ります。

これで、Windows コマンド プロンプトを使用して、コマンドにパスを入力しなくても Render コマンドを実行することができます。

Mac OS X でのコマンド ライン レンダリングを設定する

Maya ターミナル ウィンドウを使用してコマンド ラインからレンダーできます。このウィンドウには、Maya コマンド ライン アプリケーションを実行するためのすべての正しいパス情報があります。

Maya のインストール時に Maya Terminal.term ファイルが Maya ディレクトリ内に保存され、ターミナル ウィンドウを起動します。このウィンドウは、Render などの Maya のコマンド ライン アプリケーションとライセンス発行ツールを実行するためのすべての適切なパス情報が保持しています。この .term ファイルを利用すると、Mac OS X 上での Maya のコマンドライン アプリケーションの使用が容易になります。

注: Maya Terminal.term は、/Applications/Autodesk/maya201x/Maya.app/Contents/bin/MayaENV.sh の環境をセットアップする単純な (Bourne) シェル スクリプトを提供します。

Maya Terminal.term を直接使用するのではなく、カスタム環境で使用することが可能です。たとえば、Maya の環境にリモートから、または他のターミナル アプリケーションからアクセスする場合などです。