デフォーマのノード評価パフォーマンスを改善する

シーンの表示がリフレッシュされるタイミングを設定することで、ディペンデンシー グラフのノード評価パフォーマンスを変更できます。選択肢は、マウスをドラッグした直後、シーンに対しリフレッシュの命令を発行したときのみ、マウス ボタンから指を放したときのみの 3 種類です。数多くの複雑なオブジェクトを変形する場合に評価パフォーマンスを変更すると、シーンの表示スピードが向上します。

ディペンデンシー グラフのノード評価パフォーマンスを変更するには

  1. ウィンドウ > 設定/プリファレンス > パフォーマンス設定(Windows > Settings/Preferences > Performance Settings)を選択します。
  2. パフォーマンス設定(Performance Settings)ウィンドウで、ディペンデンシー グラフの評価(Dependency Graph Evaluation)セクションを確認します。
  3. 次をリフレッシュ(Refresh On)オプションの 1 つをオンにします。
  4. 閉じる(Close)をクリックします。

デフォーマのパフォーマンスの設定を変更するには

  1. ウィンドウ > 設定/プリファレンス > パフォーマンス設定(Windows > Settings/Preferences > Performance Settings)を選択します。
  2. パフォーマンス設定(Performance Settings)ウィンドウのデフォーマ(Deformers)セクションを確認します。

    スカルプト デフォーマのインフルエンス オブジェクト(スカルプト(Sculpts))、ラティス デフォーマのインフルエンス オブジェクト(ラティス(Lattices))、ワイヤ デフォー マのインフルエンス オブジェクト(ワイヤ(Wires))、ブレンド シェイプ デフォー マ、クラスタ デフォーマのそれぞれのパフォーマンスについて、オン(On)オフ(Off)インタラクティブ(Interactive)のいずれかのオプションを設定することができます。クラスタの解像度(Cluster Resolution)は、ノード単位(Per Node)グローバル(Global)インタラクティブ(Interactive)のいずれかのオプションに設定することができます。ラティスの解像度(Lattice Resolution)は、ノード単位(Per Node)グローバル(Global)インタラクティブ(Interactive)のいずれかのオプションに設定することができます。

  3. 閉じる(Close)をクリックします。

変形されていないオブジェクトに比べて変形されたオブジェクトのヒストリには多数のノードが存在します。したがって、デフォーマによる変形後にオブジェクトのヒストリを削除することで、変形のパフォーマンスを高速化できます。

オブジェクトのヒストリを削除するには

  1. オブジェクトを選択します。
  2. 編集 > 種類ごとに削除 > ヒストリ(Edit > Delete by Type > History)を選択します。

デフォーマを設定したオブジェクトの変形チェーンで、その 1 つまたは複数のデフォーマの変形順序(Deformation order)平行(Parallel)に設定されている場合、チャネル ボックス(Channel Box)を使用して、パラレルに配置されたチェーンのデフォーマの作用をブレンドすることができます。

注:

デフォーマごとに、デフォーマ オプションの詳細設定(Advanced)変形順序(Deformation order)平行(Parallel)に設定できます。

チャネル ボックス(Channel Box)でチャネルを編集するには

  1. 平行ブレンダ(Parallel Blender)ノード(既定名は parallelBlendern)を選択します。

    平行ブレンダ ノードを簡単に選択するには、変形を適用するオブジェクトを選択して、チャネル ボックス(Channel Box)入力(INPUTS)の下からそのオブジェクトのヒストリにある平行ブレンダ ノードを選択します。

  2. 現在表示されていないチャネルをキー設定可のアトリビュート(チャネル)としてチャネル ボックス(Channel Box)に追加します。詳細については、「チャネルをキー設定可またはキー設定不可に切り替える」を参照してください。
  3. チャネル ボックス(Channel Box)で編集するチャネルの名前をクリックします。
  4. シーン内で、中マウス ボタンを押しながら左右にドラッグします。マウスの動作に応じて、選択したチャネルの値がインタラクティブに変化します。[Ctrl]キーを押しながらマウスを動かすとコントロールがより緻密になり、[Shift]キーを押しながらマウスを動かすとコントロールの範囲が広くなります。