コライダは、Bifröst シミュレーション内のフローに対する障害です。これらを使用して、流れる必要のある煙の周囲にバリアを形成したり、重力で液体がこぼれ落ちるのを防ぐベースンを作成したり、それらをアニメートして波としぶきを作成したりすることができます。
特定のプロパティを使用している最後のメッシュを削除すると、プロパティ ノードも削除されます。
コライダ オブジェクトのプロパティ(Properties)アトリビュート グループで有効化(Enable)オプションを使用して、オブジェクトがコライダとして機能するかどうかを切り替えることができます。また、変換(Conversion)オプションを使用してコライダのボクセル化方法をコントロールできます。
コライダの近くの流体を洗練(Refine Nearby Fluids)アトリビュートは、液体プロパティのノードで空間適応(Spatial Adaptivity)が有効になっているときに、コライダ付近の領域で流体解像度が粗くならないようにします。プールの底や側面などの、必要なディテールが少ない場所のコライダではこのオプションをオフにします。完全なディテールが必要なコライダでは、このオプションをオンにします。常にフル解像度が使用されるフリー サーフェス(大気の境界)には影響しません。
さらに、液体エミッタ プロパティのスティッキネス(Stickiness)セクションが、関連付けられたエミッタの流体パーティクルが任意のコライダとどう相互作用するかをコントロールします。スティッキネスの強さ(Stickiness Strength)の値を大きくすると、パーティクルがコライダのサーフェスを移動するときに粘着して低速になります。スティッキネスの帯域幅(Stickiness Bandwidth)ではパーティクルがスティッキネスの影響を受けるにはコライダのサーフェスにどれぐらい近づく必要があるかをコントロールします。
配置された静的エミッタからの液体のプールを保持するためのベースンとしてコライダを使用する場合、エミッタとコライダを少し重ねることが望ましいです。これにより、液体がギャップを埋める際に突然速度が生まれる可能性がある、小さな大気のギャップをなくすことができます。
コライダ メッシュ プロパティの変換(Conversion)アトリビュートの厚み(Thickness)が 1.0 以上の場合に流体がコライダのジオメトリから少しオフセットされることや、厚み(Thickness)が小さい場合に流体がコライダのジオメトリを少し貫通する場合があります。これにより問題が発生することはなく、高解像度(小さなマスター ボクセル サイズ(Master Voxel Size))では気づきにくくなります。