アセット テンプレートは、アセットのパブリッシュ済みインタフェースに関する情報の格納と、関連付けられたユーザ インタフェースのカスタマイズに使用します。このトピックでは、アセット テンプレートの機能を詳細に理解し、テンプレート ファイルをカスタマイズする上級ユーザ向けのリファレンスを提供します。FBX アセットの詳細なテンプレート ファイル ドキュメントは、http://www.autodesk.co.jp/maya-docs でも入手できます。
アセット テンプレートは、XML テンプレート ファイルで定義されます。このファイル フォーマットを使用すると、複数のタイプからの継承を使用した階層テンプレートを定義できます。XML テンプレート ファイルの構造の編集と確認には、任意の XML エディタを使用します(詳細については、アセット テンプレートを編集するを参照してください)。
アセット テンプレートを保存すると、現在のプロジェクトの assets ディレクトリに XML テンプレート ファイルが表示されます。
Maya では、テンプレートは一意の名前で定義されます。テンプレートに関連付けられるすべての動作では、テンプレートの特定と検索の主要な手段としてテンプレート名が使用されます。テンプレート名はオブジェクト識別子であり、スペース、特殊記号、マルチバイト文字などは使用できません。
テンプレート ファイルには、次の命名規則が使用されます。
テンプレート ファイルの検索には検索パスを使用します。テンプレート検索パスには、組み込みおよびユーザ指定の両方の場所が設定されており、テンプレートのロード時に順番に検索されます。
テンプレートは主に名前でロードされます。検索パスに従って、テンプレート名に一致するテンプレート ファイルが検索されます。検索パス上に存在しないテンプレート ファイルは、絶対ファイル パスを使用してロードすることもできますが、この方法は将来的にテンプレート検索で問題が発生する可能性があるため、お勧めしません。
現在のテンプレート検索パスを照会するには、次のコマンドを使用します。
containerTemplate -query -searchPath;
既定では、このファイル規則は現在のワークスペースの assets サブディレクトを示します。また、このファイルの最初の場所は、他にパス指定がない場合にテンプレート ファイルが保存される既定の場所です。
選択した場所を使用して検索パスをカスタマイズするには、テンプレート検索パスを変更するを参照してください。
次のアトリビュートはアセット ノードに格納され、関連付けられるテンプレートを定義します。
テンプレートの名前を指定します。これはテンプレートの主要な識別子です。
(オプション) XML テンプレート ファイルの物理的な格納場所を指定します。このパスには、現在のプロジェクトの相対パスまたは絶対パスを指定できます。
テンプレート パスは、テンプレート検索時の補助的な情報としてのみ使用されます。テンプレート検索パスに従って検索された同じ名前のテンプレートは、他の場所で見つかった同じ名前のテンプレートよりも常に優先されます。検索パスでテンプレートが見つからなかった場合、テンプレート パス(Template Path)が使用され、ファイルが検索されます。
次のアセット ノード アトリビュートは現在のアセット ビューを定義します。
アセットの現在のビュー モードです。次のオプションから選択します。
2 つの既定のモードの 1 つです。
2 つの既定のモードの 1 つです。
これを選択すると、アセットに関連付けられたテンプレートが使用され、アセットのパブリッシュ済みインタフェースの順序とレイアウトが決まります。テンプレートにビューが含まれる場合、追加のレイアウト オプションとして使用することもできます。
ビュー モード(View Mode)にテンプレートの使用(Use Template)が設定されている場合、アセットのテンプレート定義は、アセットのパブリッシュ済みインタフェースのレイアウトに使用されます。テンプレートにビューが定義されている場合は、ビュー名(View Name)アトリビュートは使用するビューの名前に設定されます。ビュー名(View Name)アトリビュートが空の場合は、テンプレート定義は既定のビューとして機能します。
すべてのテンプレートの共通操作が、アセット エディタ(Asset Editor)とアトリビュート エディタ(Attribute Editor)で使用できるため、多くの場合、コマンドライン インタフェースを使用する必要はありません。
次のコマンドは、アセット テンプレートとアセット ビューの基盤となるサポートを提供し、スクリプトによるこれらの操作に使用できます。
これらのコマンドの詳細については、コマンド リファレンスのマニュアルを参照してください。