トラブルシューティング: Linux 対応の Maya

次のセクションでは、Linux 対応の Maya に特有の問題について説明し、その解決方法を提案します。

スナップが有効のままになる

任意のキー(v、c、x など)を押しながらスナップを有効にすると、ホットキーを放した後もアクティブのままになることがあります。

解決方法

ホットキーを押さずに中マウス ボタンをもう一度クリックします。

NURBS サーフェスのアイソパラムを選択したときに表示がおかしくなる

NURBS サーフェスのアイソパラムを選択したときに模様のようなものが表示されることがあります。

解決方法

アイソパラムを再度選択して、パターンを除去します。

メニュー項目またはオプション ウィンドウをシェルフに置く

Shift キー+ Ctrl キー+ Alt キーを押しながらメニュー項目やオプション ウィンドウをクリックしてシェルフに配置しようとしても、機能しません。

解決方法

Shift キー + Alt キーを押して右マウス ボタンをクリックします。

メニュー項目が選択されていないように見える

拡張タブ パネルをクリックしてタブ パネルにポップアップ メニューを表示した場合(アトリビュート エディタ(Attribute Editor)のように)に、カーソルがメニューの左端のすぐ内側に表示され、メニュー項目がハイライトされません。カーソルの下にある項目は実際は選択されていますが、強調表示されません。

解決方法

カーソルを少し左に動かしてメニューを選択解除し、メニューに戻ってメニュー項目を選択します。

オプションのサブメニューが表示されない場合がある

ファイル配置ダイアログ ボックスのオプション サブメニューの表示が読めなかったり、見えなかったりする場合があります。

解決方法

オプション サブメニューが完全に表示されるよう、ダイアログ ボックスのサイズを手動で変更してみてください。

Linux と GNOME

次の問題は、Linux と GNOME を使用する場合に発生する可能性があります。

マウス ポインタが黒い「X」として表示されます。

右マウス ボタンでクリックするとマウス カーソルが黒い "X" に変わり、Maya セッションの間だけでなく、Maya を再起動したあともそのままになることがあります。

解決方法

環境変数 MAYA_MMSET_DEFAULT_XCURSOR を設定してください。この変数を設定すると、マーキング メニュー(Marking Menu)/ホットボックス(Hotbox)を終了したときに、カーソルが左向き矢印に設定されます。

この解決方法を実施してからホットボックスを終了すると、カーソルが赤い右向き矢印のままになることがあります。これを修正するには、ホットボックスを終了してからシーンを右クリックしてください。カーソルが既定の黒い左向き矢印に変わります。ログ アウトして再びログ インするまで、ホットボックスに入力しても赤い矢印が現れることはありません。

メニュー/ホット ボックスをマーキングする

Linux で GNOME ウィンドウ マネージャを使用している場合、マーキング メニュー(Marking Menu)/ホットボックス(Hotbox)を終了すると、カーソルが既定のデスクトップ "X" カーソルにリセットされることがあります。

解決方法

環境変数 MAYA_MMSET_DEFAULT_XCURSOR を設定してください。この変数を設定すると、マーキング メニュー(Marking Menu)/ホットボックス(Hotbox)を終了したときに、カーソルが左向き矢印に設定されます。

この解決方法を実施してからホットボックスを終了すると、カーソルが赤い右向き矢印のままになることがあります。これを修正するには、ホットボックスを終了してからシーンを右クリックしてください。カーソルが既定の黒い左向き矢印に変わります。ログ アウトして再びログ インするまで、ホットボックスに入力しても赤い矢印が現れることはありません。